サラリーマンやフリーランスでエンジニアをしてきた僕がこれからエンジニアになるあなたへ伝えたいこと

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サラリーマンとして働いた時期もあれば、フリーランスとして現場を渡り歩いてきた時期もあります。
いろんな会社に関わる中で、最近とくに感じるのが–––

若手の人や、業界に入りたての人が「どう動けばいいのか分からず、静かに困っている」場面が本当に多い、ということ。

経験者から見ると当たり前に見えることでも、最初は分からなくて当然です。
会社ごとに文化は違いますし、IT業界には独特の空気もあります。

この記事では現場で迷わないためのルールとして、

  • 会社のルール
  • 業界のルール
  • 社会人のルール

この3つを軸に、いろんな現場を見てきたエンジニアの先輩としての視点からまとめました。

上司の立場に近い時もあれば、新人のフォロー役になることもあります。
だからこそ、
「先輩や上司は、実はこんなところを見ている」
そんな裏側も含めて書いています。

IT業界以外にも通じるものもあると思いますので、これから新しい世界へ羽ばたく人の参考になれば嬉しいです。


目次

そもそも仕事ってなに?

社会に出てまず戸惑うのが、「仕事って結局なに?」というところだと思います。

「働く」ということを意識する

学生時代は、授業を受けて試験を受けて、評価される立場でした。
でも会社では立場が変わります。

会社は学校ではなく、仕事をする場所。

OJTや研修はあります。
でも、それだけで一人前になると思わないほうがいい。

上司は先生ではありません。
自分の仕事を抱えながら、教育もしています。

  • 学校:お金を払って教育を受ける
    →あなたはサービスを受ける側
  • 会社:お金をもらって仕事をする
    →あなたは労働力を提供する側

会社はあなたに給料を払い、仕事を任せています。
社内教育は“投資”であって、“保証”ではありません。

だからこそ–––
早い段階で「自分は何で価値を出せているのか」を考える癖をつけてほしいです。

仕事と教育の考え方について、上司の皆さんは結構悩んでいますよ、これ。

プロであるということ

エンジニアはプロです。
お金をもらう以上、「まあいいか」は通用しません。

作業を進めて成果物を出す前に、こんな問いを自分に投げてみてください。

  • この成果物に胸を張れるか
  • 不具合や抜けはないか
  • 報酬をもらえるだけのクオリティがあるか

もし自信が持てないなら、それは成長チャンスです。

会社や環境のせいにする前に、

  • クオリティアップのために何をすべきか
  • 何を勉強すればいいか
  • どこで悩んだのか、どこが不安なのか

具体的な行動に落とし込んで、改善を続けていく。
この小さいサイクルを回し続けられる人ほど、伸びます。


会社のルール

ルールに理由あり

会社のルールって、正直めんどくさいですよね。
意味がわからないものもあります。

でも多くの場合、それは過去の失敗やトラブルの積み重ねでできています。

たとえば始業前の掃除。
「なんで自分たちがやるんだろう」と思うかもしれませんが、

  • 外注コストを抑えている
  • その分が給料や設備に回っている

そんな事情があるかもしれない。

ルールを見るときは、「誰のために作られているか」を一度考えてみてください。

変えたいなら、順番を間違えない

もちろん、無駄なルールもあります。
改善したほうがいいものもある。

でも、やり方は大事です。

正規のルートで提案する。
味方を作る。
背景を調べる。

「自分の正義」で突っ込むと、だいたい損をします。

郷に入っては郷に従え。
これ、若いうちほど効きます。


業界のルール

IT業界は、独特です。
言葉も文化もあります。

用語は最低限でいい。でも誤魔化さない

専門用語は多いです。

「デフォルト」、ITでは初期設定、金融では債務不履行

こういう違いは普通にあります。

全部覚えろ、なんて言いません。
仕事をしていれば自然と耳にします。

ただし–––

分からないのに分かったふりをするのだけは絶対にNG。

知ったかぶりは必ずバレます。
しかもバレた時の落差で評価ガタ落ちです。

素直に聞ける人のほうが、結局信頼されます。

向学心がある人は強い

エンジニアは技術職です。
技術職、つまり職人だという意識は忘れちゃいけません。
学ぶのを止めた瞬間、ついていけなくなります。

仕事中の学びだけで熟達できるとは限りません。
業務時間での学びで足りなければ、自分の時間で少し補う必要もあります。

大事なのは、無理しすぎないこと。
でもゼロにはしないこと。

仕事の速さは才能じゃない

仕事のスピードはセンスではありません。
アプローチは2つ。

  1. 知識や経験を積んで処理スピードを上げる
  2. キー入力やマウス操作、ショートカットを活用して処理スピードを上げる

1.はキャリアがものを言います。
一朝一夕でどうにかなるものなんかじゃないです。

でも、2.は工夫次第でどうにかなるもの。

  • ショートカット
  • 入力補助
  • ツール
  • キーボードとマウス

入力スピードを上げて10分の作業が8分になるだけで20%改善。
コスパのいい処理スピードアップ方法です。
精度を保ったまま速くなるのが理想的。

キーボード&マウスで効率アップ

ちょっとだけ余談。

処理スピードアップについて、個人的におすすめなのはキーボードとマウスをちょっといいものに替えること。

手軽にチャレンジできるし、手に馴染んだキーボード/マウスを使うことで入力スピードは上がります。
プロとして生きていく覚悟を持つという意味でも、ちょっといいものを使うのはモチベ上がります。
何よりお金かけた以上は元を取ろうとしっかり使い込んでいきますよw


参考として僕が使っているものを少しご紹介。

まずはキーボード。
テンキーレスでバッグに入るものを持ち出して使っています。

安心のロジクールのメカニカルキーボード。
スタンダードなキーボードで、マウスと共通のレシーバーでコンパクトに持ち出しやすいです。

レイヤー構成&キーマップ変更可能で自分好みにボタンを配置可能。
JISモデルはスペースボタンが2つあるので片方をバックスペースにすると効率アップ間違いなし!
打鍵音も静かでしなやかな感じ、気持ちよくタイピングできます。

キーボードの最高峰。
Fnキー操作に慣れるとタイピング効率爆上がり!
静電容量無接点方式の感触はクセになること間違いなし。

外出時にiPad miniでテキスト入力する際に利用。
打鍵感もしっかりとしていて、そこらのラップトップキーボードよりは断然打ちやすい。
有線/Bluetooth接続できるので仕事でも重宝してます。


次はマウス。
用途によって使い分けてます。
ロジクール製品ばかりなのはレシーバー1つにまとめられて便利だからです。

手首の負担を減らせるのでトラックボールマウスは便利。
自分のマシンでは拡張ボタン活用のためMX Ergo、客先PCではシンプルで軽いM575SPを利用。

繊細なポインティング操作ではマウスが使いやすいです。
軽くて持ち出しやすく、シンプル操作だけならこれで十分。

Apple(アップル)
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指先でサクサク直感的に操作できるので便利。
MacBook Proのトラックパッドと同じ操作感なので自宅でも外出先でも同じ感覚で使えます。


PCを変えても同じキーボード&マウスを使い続けられるので、相棒として使い続けるのもアリですよ♪

体とメンタルは資本

エンジニア、実は体力勝負の仕事です。
パワープレイで無茶な納期に間に合わせることもあります。

だから、

  • 食べる
  • 寝る
  • 動く

これは甘えではありません。
長く働くための戦略です。
ちゃんとパフォーマンスを発揮するためにも、しっかりと休みましょう。

メンタルも同じ。
同じ画面でひたすらキーボードを叩く仕事、精神的にもかなりしんどいです。
発散できる場所は必ず作ってください。

辞めるのは悪じゃない。でも誠実に

合わない会社を辞めるのは普通のことです。

ただし、去るときは綺麗に。

業界は思っているより狭い。
これは将来の自分のためです。


社会人としてのルール

技術力があっても、それだけで評価されるとは限りません。
社会人としてどう振る舞うか–––ここが意外と効いてきます。

新人の頃は「技術を伸ばせばOK」と思いがちですが、現場に出ると分かります。

評価しているのは上司だけじゃない。

同僚、先輩、他部署、客先。
いろんな人があなたを見ています。

だからこそ、日常の振る舞いは軽く見ないほうがいい。

身だしなみは想像以上に見られている

不快感を与えるのは論外です。

理由は大きく2つ。

ひとつは、社会は他人と交わることで成り立っているから。
自分の快適さだけでなく、周囲への気遣いが必要です。

もうひとつは、自分の評価が下がるから。

「中身を見てほしい」と思うかもしれませんが、現実には見た目も評価の一部。
清潔感のある服装、整えた髪、靴。
これだけで印象はかなり変わります。

何よりエンジニアはPC操作が必須。
爪が伸びているとタイピングの感覚にも影響します。

ちなみに僕は、ビクトリノックスの爪切りを持ち歩いています。

コンパクトで切れ味が良くてやすりもいらないくらいの切れ味、いざという時に本当に便利です。

言葉はあなたの信用そのもの

説明が伝わらなければ、仕事は前に進みません。

曖昧な表現は極力避けましょう。

名前をつける時でも「〜管理」「〜設定」で済ませてしまうと、何を指しているのか分からなくなります。
「更新」ボタンをデータ更新だと思ったら画面の更新だった、なんてこともよくあります。

詳しくない人にも伝わる単語を選ぶ。
これだけで、周囲の負担はかなり減ります。

遅刻は絶対にしない

遅刻は絶対に厳禁。
理由はそれぞれあると思いますが、相手には理由なんて関係ありません。
約束を守らなかったという事実だけが残ります。

時間を守れない人は、信用を失います。
周りの人も口に出さなくても、「あの人は時間にルーズだな」と感じてしまいます。
たとえ他で挽回をしても「アイツ信用できないしなー」と色眼鏡で見てしまいます。

そして何より、遅刻するという評価は簡単に払拭できません。

遅刻しそうなら早く行動すべき。
多少遅れても時間に間に合うように、早めに行動しましょう。

資料づくりで評価が決まることがある

ドキュメントの仕上がりは、想像以上に見られています。

  • カラーテーマを揃える
  • 印刷前提でサイズを調整する
  • 貼り付けた画像の大きさを整える
  • 語尾や一人称を揃える
  • PC閲覧か紙かでレイアウトを分ける

小さなことですが、積み重なると差になります。

資料はあなたの代わりに評価される存在。
「自分しか見ないから」は通用しません。

「なんとなく」で動かない

自分の行動には理由を持ちましょう。

「感覚で」「とりあえず」では説得力がありません。

なぜそう思ったのか。
なぜその方法を選んだのか。

自分自身に疑問を持ち続け、自問自答を繰り返してください。
一度立ち止まって言語化するだけで、説明力も、信頼も上がります。

挨拶と感謝はコスパ最強

おはようございます。
ありがとうございます。

たったこれだけで、印象は驚くほど良くなります。

軽く笑顔を添えられたらなお良し。
タダで評価が上がる、コスパ最強の投資です。

コミュニケーションは守りのスキル

職場は仕事をする場所であると同時に、人の集まりでもあります。
困ったときに助けてくれるのは、結局あなたのまわりの人です。
普段から話している人のほうが、お願いもしやすいし、助けてもらいやすい。

交流が苦手でも構いません。
少しずつでいいので関係を作っていきましょう。

会社によっては、管理職に「部下と距離を取れ」と教えるところもあります。
そんな理由で上司や先輩も、実は話しかけられるのを待っているケースは多い。
後輩側から声をかけるだけで、空気は変わります。

どんなキャラクターでもOKです。
人懐っこい、クール、静か――なんでもいい。

ただし、ネガティブや皮肉屋は損をします。

無関心が一番のマイナスです。

他人の視点で考える癖をつける

自分の視点だけで動くと、だいたいズレます。

  • この操作で相手は困らないか
  • ユーザーはどう使うか
  • この資料でちゃんと伝わるか

こういう想像ができるだけで、評価は一気に上がります。

評価しているのは上司だけじゃない

あなたを見ているのは上司だけではありません。

同僚、他部署、客先。

上司はあなたの評判を周囲に聞くこともあります。

上司がいないところで横柄な態度を取っていないか。
誰に対しても同じ態度で接しているか。

これは道徳の話ではなく、自分のキャリアを守るための話です。

学生と社会人の学び方は違う

学生時代は、いい点数を取るのが目的でした。
受け身の学びです。

社会人は違います。

必要に迫られて、自発的に学ぶ。
攻めの学びです。

どちらが成長するかは明白です。

怒りより、少しの優しさを

怒りは一瞬で燃え上がりますが、あとには何も残りません。
むしろ尾を引きます。

一方で、優しさは自分にも相手にもプラスになります。

「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。

小さな気遣いで済むなら、少しだけ優しくしておく方が、結局得です。

努力の方向を間違えない

闇雲に頑張ると、だいたい空回りします。

自己流で突っ走る前に、先人のやり方を聞きましょう。

早合点は危険です。

浅い経験で判断せず、立ち止まって考える。
これができる人ほど、伸びます。

質問は具体的に

コツを教えてくださいよりも、
この考え方で合っていますか?のほうが答えやすい。

Yes / No で返せる形にすると、相手の負担はぐっと減ります。

そこから深掘りすればいい。

下品な酒の飲み方はやめよう

酒の席で仕事の話ばかりする人、いませんか?

気持ちよくなって自分語りばかりする人、いませんか?

場の空気を読めなかったり自分のことしかしゃべれない人は周りから距離を置かれます。
表面的には付き合っていますが、内心では面倒に思っていますよ。

お酒は楽しく飲みましょう。

自分以外を貶めて自分を高く見せる人とは距離を置く

社内で自分の評価を高めたい人はこんなことをやっています。

  1. 自己研鑽によって自分を高める
  2. 自分の価値を高く吹聴する
  3. 自分以外を低く言う

もちろん1.が一番の理想ですね。
能力を高めることで評価も高まる、まさに王道。

2.は自分の評価を盛って言うので、ギャップがありすぎると逆にマイナス評価に。
でも、自分の目標を公言しているとも取れるのでまぁアリでしょ。

3.は絶対にやめときましょう。
なぜなら自身ではなく他のものを低く言う人は、他の人にはあなたのことを低く言っているかもしれません。
そして自分の仕事が重要なことだと言いたいために他人の仕事を貶すのも同じこと。
その仕事に関わる人の気持ちを考えることができません。

変えるべきは自分自身。
他のものの見え方を歪めようとする人とは距離を取ることをおすすめします。

「やらないこと」を決める

仕事は放っておくと増え続けます。

だからこそ、

  • 何をやるか
  • 何をやらないか

この両方を考える必要があります。

優先度をつける。
取捨選択する。

これは自分のためだけでなく、周囲を守ることにもつながります。


おわりに

ここまで読んでくれた方は、きっと今、
「ちゃんとやれているだろうか」「このままで大丈夫だろうか」
そんな不安を少なからず抱えていると思います。

それはごく自然なことです。
現場に出たばかりの頃は、誰でも迷います。
僕自身もそうでした。

仕事の進め方、会社の文化、業界の空気。
最初は分からないことだらけです。

でも、この記事で書いてきたことは、特別な才能がある人だけに必要な話ではありません。

  • 仕事として向き合うこと
  • ルールの背景を考えること
  • 学び続ける姿勢を持つこと
  • 周囲ときちんと関わること
  • 自分の体と心を守ること

どれも、明日から少しずつ意識できることばかりです。

いきなり完璧になる必要はありません。
全部できなくても大丈夫です。

ひとつずつでいい。
「今日はこれを意識してみよう」と決めて動くだけで、数ヶ月後、数年後の景色は確実に変わります。

キャリアは誰かが用意してくれるものではありません。
でも、孤独に戦う必要もない。

人に頼りながら、学びながら、立ち止まりながら、それでも前に進んでいく。

それがこの業界で長く生きていく一番の近道だと思っています。

最後にひとつだけ。

どんな環境にいても、あなたの味方でいられるのはあなた自身です。
無理を続けず、自分を雑に扱わず、ちゃんと守ってください。

技術も、評価も、キャリアも–––
全部その上に積み重なっていきます。

この文章が、これから社会に出る人や、駆け出しのエンジニアの不安を少しだけ軽くできたなら、それ以上に嬉しいことはありません。


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