最近、仕事で他の会社に通うことになり、バッグを新調しました。
これまで使っていた WEXLEY ACTIVE は容量たっぷりで頼もしいんですが、20L超のサイズ感はスーツ姿だとちょっと大きすぎる…。
逆に Aer Tech Sling3 はスマートだけど小さすぎて、ラップトップやガジェット類をまとめて持ち歩くには物足りないんです。
「その中間くらいで、スーツにもカジュアルにも合うバッグが欲しい!」
そう思って選んだのが ALPAKA METRO BACKPACK でした。
見た目はすっきりとシンプルで、どんな服装にも合わせやすい印象。
サイズ感も“大きすぎず小さすぎず”で、通勤にも休日のお出かけにも使えそうだと感じています。
この記事では、実際に使ってみた感想をもとに、収納力や使い勝手、良かった点・惜しい点を紹介していきます。

基本情報
- 容量:12L
- サイズ:約42 × 25 × 15.5cm
- 重量:約800g
- 素材:Axoflux™ 300Dリサイクルポリエステル(耐候性あり)
- 裏地:300Dクールグレー“ハニカム”リサイクルポリエステル(※グレーのみナイロン)
- ラップトップスリーブ:14インチまで対応(フリース裏地)
- 内部構造:伸縮ポケット、しっかりした生地のポケット、ファスナー付き小物ポケット、内部ボトルホルダー
- フロントポケット:オープンポケット×2、ペンスロット×2、マグネット式キーテザー
数字だけ見ると「小さいのでは?」と思うかもしれませんが、無駄のない構造と豊富なポケットで想像以上に使いやすい作りになっています。
スーツにもカジュアルにも合わせやすいシンプルなデザインもポイントです。
実際に使ってみた感想
適度な収納力
MacBook Pro 14インチ、iPad mini、HHKB、マグボトル、小物類(バッテリー、ケーブル、財布、名刺入れ、ノート、筆記具)を入れても問題なく収まりました。
12Lと聞くと容量不足を心配しましたが、意外と余裕があり、通勤に必要なものはしっかり持ち運べます。
収納力は高いに越したことはないですが、大きすぎるとかさばってしまいます。
日常使いでは、このくらいのサイズ感がちょうど良いと感じました。
詰めやすい形状と“塊感”のある安定感

バッグの上部は少し丸みがありますが、下部は長方形。
ラップトップやキーボードのような四角いものをスッと並べやすく、スペースを無駄なく使えます。
全体がコンパクトなおかげで荷物が中でバラけず、ひとまとまりになってくれる感じ。
背負ったときも安定感があって、ゴチャつかず扱いやすいのが好印象です。
iPad miniの運用にも便利
iPad miniを持ち出すときには、FLOW SATCHEL 4L と METRO BACKPACK のどちらを使うかで迷います。
どちらも対応できますが、シチュエーションによって選び分けるとより快適に使えました。
- iPad miniだけを持ち出すとき(プライベート用)
カフェに行くだけなど荷物が少ないときはFLOW SATCHELが身軽で便利。
一方、METRO BACKPACKなら外出先で荷物が増えても余裕を持って対応できます。 - iPad mini+キーボードなどガジェットを持ち出すとき(仕事用)
FLOW SATCHELでは持ち出すガジェット選びや詰め方に工夫が必要ですが、METRO BACKPACKならすんなり収納でき、さらに追加の荷物にも対応できます。 - iPad AirやMacBook Proを使うとき
FLOW SATCHELでは収納できませんが、METRO BACKPACKなら本体と周辺機器をまとめて持ち運べます。
結果的に、軽快に動きたいときはFLOW SATCHEL、iPad miniをメインにしつつ余裕を持ちたいときはMETRO BACKPACK といった使い分けが自分には合っていました。
持ち出すアイテムを選別したり詰め方を工夫せず、必要そうなものをざっくり詰め込んで気軽に出かけれるの、結構便利ですよ♪
背負い心地

ショルダーベルトは薄めのパッド入り。大容量バックパックのパッドの厚いベルトに比べると頼りなく見えますが、METRO BACKPACKはそもそも重たい荷物を想定していないので、このくらいで十分だと感じます。
さらに細かい作り込みもよく考えられています。
パッドは全体に入っているわけではなく、上部付け根部分は薄い仕様。
厚いパッドは肩の負担を軽くしますが、その分動きが制限されがちです。
根本を薄くすることで、ショルダーベルトが外側に開くように引っ張られても柔軟に形を変えてくれるのがポイント。
コンパクトなバックパックなので肩幅に対してベルトの取り付け位置は内寄り。
必然的にベルトは外側に開く形になりますが、この構造のおかげで自然にフィットします。
実際に使ってみても「無理なく背負える」感覚がありました。
背面は分割クッション構造になっていて、ラップトップが背中に直接当たる不快感はありません。
クッションの間に隙間ができる分、フラットな一枚構造よりは通気性も良さそうです。
チェストストラップは付いていませんが、このサイズ感では必要性を感じませんでした。
むしろデザインを崩さないシンプルさが保たれていて、自分にとっては好印象です。
内部ボトルホルダー

最初は「外側にあったほうが便利なのになぁ」と思ってたんですが、実際に使ってみると意外と悪くないです。
ボトルってそんなに頻繁に出し入れしないので、中にあっても困らないんですよね。
むしろ外観がすっきり見えるのは気に入ってます。
ただ、気になるのは冷えたペットボトルとか濡れた折りたたみ傘。
中に入れると水滴でバッグの中が濡れそうで、それはちょっと怖い…。
普段使いのマグボトルを入れる分にはちょうどいいかな、という感じです。
内部ポケットの便利さ
背面側にはストレッチ生地のポケットがあり、入れたアイテムをサッと入れやすい作り。
フロント側のポケットはパリッとした生地で伸縮はしませんが、その分モバイルバッテリーや充電器みたいな重たいガジェットも安心して入れられます。
ボトルホルダーもここにあります。
さらに上部にはファスナー付きの小物ポケットもあります。
ここにはワイヤレスイヤホンやリップ、目薬なんかを入れるのにちょうどよく、細かいものをまとめるのに便利です。
フロントポケットの使い勝手

フロントポケットは大きく開く構造で中が見やすく、財布や名刺入れをサッと収納できます。
iPad miniも余裕で入るほどの広さです。
内部にはオープンポケットやペンスロットもあって、細かいものを整理しやすいのが便利。
キー用にはマグネット式のキーテザーが付属しています。
FLOW SATCHELと同じ仕様で、取り外しがしやすく複数のALPAKAバッグで使い回しが可能です。
ただ、キーテザーの根本はフロントポケット下部にありポケットの下に物が貯まるので、キーを繋いだまま出し入れすると邪魔に感じることもあります。
一方で片方の肩にかけたままキーテザーを取り出すときはポケットの手前にあるので意外と使いやすいです。
ここは一長一短ありますねー。
ちなみに不要な場合はベルト先端を外して通常のカラビナに入れ替えることも可能です。
(詳しくはFLOW SATCHEL 4Lの記事を参照)

ファスナーの開け閉め

メインコンパートメントのファスナーは生地の奥に隠れるような作りになっています。
防水性や見た目のスマートさという点ではすごく良いんですが、その分開け閉めが少ししにくいと感じる場面もありました。
とはいえ、使っていくうちに慣れてしまえばそこまで気になりません。
ファスナーの先端ではなく付け根部分を持って開ければ引っかかりもありません。
「見た目と実用性のトレードオフ」という感じで、ここは好みが分かれるポイントだと思います。
良いところ / 惜しいところ

良いところ
- シンプルでスマートなデザイン
スーツにもカジュアルにも合うので場面を選ばない。 - 収納力とサイズ感のバランスがちょうどいい
12Lながら通勤セットをしっかり収納できる。 - 詰めやすい形状で荷物が安定
下部が長方形なので無駄なスペースが生まれにくい。 - 内部ポケットが豊富
小物やガジェットを整理しやすい。 - 内部ボトルホルダーで外観がすっきり
スマートな見た目をキープできる。
惜しいところ
- キーテザーの位置がやや下寄り
キーを繋いだままだと邪魔になる場面がある。 - 冷えたペットボトルや濡れた傘は入れにくい
内部配置なので水滴が気になる。 - ファスナーの開け閉めに慣れが必要
見た目重視の設計のため、急いでいるときは少しもたつくことも。
こんな人におすすめ
実際に使ってみると、このバックパックが「合う人」と「そうでない人」のイメージが見えてきました。
ここではそのポイントを整理しておきます。
- 通勤でも休日でも違和感なく使えるバックパックを探している人
- 荷物は多くないけど、ラップトップやガジェットをしっかり持ち歩きたい人
- スーツにもカジュアルにも合う、シンプルでスマートなデザインを重視する人
- 泊まりや大きな荷物を持ち運ぶシーンが多い人
- 外側のボトルホルダーが必須という人
- 大容量モデルのような厚いベルトやチェストストラップによる安定感を求める人

僕はMETRO BACKPACKにいくつかアクセサリーを取り付けています。
- HUB Keychain+Zip Pouch Pro(ALPAKA)
クリップをショルダーベルトに取り付け、その先にキーチェーンを付けたZip Pouch Proをセット。
手軽に取り外しできるようにしています。
中には車や自宅の鍵、絆創膏、リップスティックなどを収納。
サッと取り外せるし、他のバッグを使うときも付け替えられるのでとても便利です。 - CLIPPA2
トップハンドルに取り付けて使用。
カフェや電車などでバッグを床に置きたくないときにテーブルなどに掛けれるので重宝しています。
バックパック自体がシンプルなデザインのため、アクセサリーの取り付け箇所は限られています。
ショルダーベルトには取り付け用のベルトが左右に1つずつあり、そこにHUB Keychainを取り付け可能。
一方でHUB CARABINERなどを付けられる場所はなく、ポケット内部にもループなどは設けられていません。
必須のアイテムではありませんが、こうした小物を組み合わせることで、METRO BACKPACKの使いやすさをさらに高められると感じました。



おわりに|毎日の相棒になれるバックパック
ALPAKA METRO BACKPACK を実際に使ってみて感じたのは、“コンパクトなのにしっかり頼れる”ということでした。
12Lという数字だけ見ると心配でしたが、必要な荷物はきちんと収まり、背負っても荷物が安定して扱いやすい。
内部のポケットやボトルホルダーもよく考えられていて、日常の使い勝手がとても良かったです。
デザイン面では、スーツにもカジュアルにも合わせやすいシンプルさが光ります。
「どんなシーンでも違和感なく背負える」という安心感は、毎日使うバッグにとって大きな強みだと思います。
大容量のバックパックは色々なものを持ち運べて便利ですが、コンパクトなバックパックを背負って出かける快適さを改めて感じました。
荷物を厳選する必要はあるものの、それ以上に「身軽に出かける楽しさ」を味わえるのは魅力です。
普段使いで必要なものをスマートに持ち歩きたい人にとって、まさに毎日の相棒になってくれるバックパックだと感じました。
ビジネスもカジュアルもどっちもスマートに使いたい人におすすめのバックパックです♪

