はじめに|AirPods Proを使いながら、あえてEarPodsを選んだ理由
ふだんはAirPods Proを愛用しています。音もいいし、ノイキャンも快適。
でも、Web会議ではたまに接続が切り替わってしまったり、音が途切れたりすることがあって…。
便利ではあるけれど、「仕事で使うにはちょっと気を使うな」と感じる場面が何度かありました。
そんな中で試してみたのが、EarPods(USB-Cモデル)。
使ってみたらこれが意外と快適で、今では会議ではEarPods、ふだん使いはAirPods Proというふうに、シーンに合わせて使い分けるようになりました。
この記事では、EarPodsを実際に使ってみて感じたメリットを中心に紹介していきます。
EarPodsのメリットは“有線”にこそある
EarPodsをしばらく使ってみて、まず感じたのは「ちゃんとつながってる安心感」。
見た目はちょっと昔っぽいけど、これがなかなか快適なんですよね。
一番助かってるのは、勝手に接続が切り替わらないこと。
どこに挿してるか一目でわかるし、途中で「あれ?音が出ない…」みたいなこともなくて、とにかく安定してます。
それと、バッテリーのことを一切気にしなくていいのもラク。
AirPods Proのときは「一応充電しておこうかな」とか思ってたんですが、EarPodsだとその必要がゼロ。
コードを挿すだけで、すぐ使えるのはやっぱり強いです。
あと意外と大事なのが、電波の干渉を受けないってところ。
レンジを使ってても音が途切れないし、「あれっ?」ってなることがないのは地味に安心。
音質についても、個人的にはけっこう満足してます。
この価格帯(2,780円)でこの音とマイク性能なら、会議用としては十分すぎるくらい。
イヤホンとしての完成度も意外と高くて、「あ、有線ってこういう良さもあったな」って思わされました。
なぜUSB-Cモデルを選んだのか?
EarPodsには接続端子が3種類あります。
USB-C、Lightning、3.5mmのオーディオジャック。
この中で僕が選んだのはUSB-Cモデル。
今使っているデバイスとの相性を考えると、これが一番しっくりきました。
まず、USB-Cは今のスタンダード。
MacやiPadはもちろん、最近のiPhoneもUSB-Cに切り替わってきているので、これからも長く使えそうです。
3.5mmジャックのモデルも迷ったんですが、iPhoneやiPadで使うには変換アダプタが必要になるし、ちょっと不便かなと。
Macでは問題なく使えるけど、他の端末との使い回しを考えるとやっぱり選びづらい。
Lightningモデルも持ってはいるんですが(友人からもらったやつ)、今後はLightning自体が減っていく流れなので、新しく買うならUSB-C一択だなと思いました。
ちょっとした工夫で、さらに快適に

EarPodsはシンプルな有線イヤホンですが、ちょっとした工夫で使い勝手がさらに良くなります。
僕は、デスクの手前にクランプ式USBハブ(ORICO)を取り付けていて、そこにEarPodsをつないでいます。
これだけで「手元でサッと抜き差しできる」ようになるので、使うときも片付けるときもラクなんですよね。

あと、コネクタが飛び出さないように、L字変換アダプタを使っています。
見た目もスッキリするし、接続部分の負荷も減らせるのでちょっと安心。

使わないときは、マグネットクリップ(Cord 0)でくるっとまとめて収納。
ケーブルがぐちゃぐちゃにならずに済むので、持ち歩くときも快適です。

こういうちょっとした工夫を加えるだけで、EarPodsって“道具感”が増して使いやすくなるんですよね。
おわりに|EarPodsは“サブ”じゃなくて、ちゃんと選ぶ価値がある

ここまで紹介してきたように、EarPodsとAirPods Proにはそれぞれ違った良さがあります。
特徴をざっくりまとめると、こんな感じです。
特徴・項目 | EarPods(有線) | AirPods Pro(無線) |
---|---|---|
接続方式 | 有線(USB-Cなど)物理的に接続が必要 | Bluetooth接続(ワイヤレス) |
接続の安定性 | 接続先が明確で安定(勝手に切り替わらない) | 自動切り替えが便利な反面、意図しない切替もある |
バッテリーの心配 | なし(電源に依存しない) | 定期的な充電が必要 |
携帯性 | 軽くて持ち運びしやすいただしケーブルがある | ケースごと持ち運ぶ。ケーブルなしでスッキリ |
音声の遅延 | 基本的に遅延なし | わずかな遅延が発生することもある(会議中に気づく場合あり) |
ノイズキャンセリング | なし | アクティブノイズキャンセリング対応 |
価格帯 | 約2,780円(USB-Cモデル) | 約39,800円(Pro 第2世代) |
使いやすい場面 | Web会議・作業中・“確実につながっていてほしい”とき | 移動中・カフェ・音楽を楽しみたいとき |
それぞれの強みがはっきりしているからこそ、シーンに合わせて使い分けるのが一番快適。
正直、最初は「とりあえず1本あれば安心かな」くらいの気持ちで買ったEarPodsでしたが、使ってみると想像以上に快適で、「これ、もっと早く使ってればよかったかも」と思ったくらいです。
もちろん、AirPods ProにはAirPods Proの良さがあります。
外出中や移動中にはノイズキャンセリングも便利だし、完全ワイヤレスの自由さもやっぱり魅力です。
でも、会議中の安定感や、“絶対に音が途切れない安心感”が欲しいときには、EarPodsの出番。
これはもう、「サブ」っていうよりちゃんと役割を持った“もうひとつの選択肢”だなと感じています。
手に入りやすくて、安定していて、コスパも良い。
EarPodsは“予備”というより、“実用的な選択肢”としてこれからも使い続けるつもりです。