はじめに:アプリの起動、もっと楽にできない?
先日、iPhoneを使っている友人からこんな相談を受けました。
アプリが多すぎて、どこに何があるのかわからなくなってきた・・・。
ホーム画面もごちゃごちゃしてて、使いづらいんだよね。
実はこれ、iPhoneユーザーなら誰でも一度は経験ある”あるある”なんじゃないでしょうか。
アプリが増えてくると、探すのに時間がかかったり、いつの間にか使わなくなったアプリで画面が埋まっていたりしますよね。
でも安心してください。
iPhoneには、アプリをもっとスムーズに起動するための方法がたくさんあるんです。
しかも、ちょっとした整理術や便利アプリを取り入れるだけで、ホーム画面はもっと「使いやすく・自分らしく」なります。
今回紹介する内容は、基本的にiPadでも同様に活用可能です。
iPhoneとiPadの両方を使っている方も、ぜひ合わせて整理の参考にしてみてください。
この記事では、
- 定番の起動方法(アイコン・フォルダ・ウィジェットなど)
- 知ってると便利な応用編(ショートカット、背面タップなど)
- ホーム画面の整理方法と実例紹介
- 「Launcher」アプリの導入も含めたちょっとした工夫のヒント
・・・といった内容を紹介していきます。
毎日使うiPhoneだからこそ、ちょっとした工夫で驚くほど快適になります。
「最近、ちょっと使いにくいかも・・・」と思っていた方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
基本編:ホーム画面からアプリを起動する方法5選
まずはiPhoneで標準で備わっている、基本的なアプリの起動方法をご紹介します。
特別な設定がいらない方法ばかりなので、今日からすぐに使えます!
1. アプリアイコンをタップ(最もシンプルな方法)

ホーム画面にあるアプリアイコンをタップするだけ。
もっとも基本的で直感的な方法です。
よく使うアプリは1ページ目に配置しておくとアクセスがスムーズ。
長押しで「ホーム画面を編集」すれば並び替えも簡単です。
2. フォルダから起動(ジャンル別にまとめよう)

アプリが増えてきたら、関連するアプリをフォルダにまとめることでスッキリ整理できます。
フォルダ名は「仕事」「SNS」など短めにすると迷わずアクセスできます。フォルダ内のアプリもドラッグで并び替え可能です。
3. ウィジェットから起動(情報とアプリを一画面に)

対応アプリであれば、ウィジェット経由で直接起動が可能。
天気やカレンダー、リマインダーなどの”確認してからすぐ使いたい”アプリと相性◎。
ウィジェットをスタック(重ねてスワイプ切り替え)にすれば、省スペースで複数表示できます。
4. Spotlight検索で起動(すばやく目的のアプリへ)

ホーム画面を下にスワイプすると表示される「Spotlight検索」も便利です。
アプリ名を一部入力するだけで候補が表示されます。
アプリ名を全部覚えていなくても、キーワードの一部だけで検索できます。
(例:「インス」→Instagram)
5. ショートカットから起動(カスタムアイコン&ランチャーも!)

Apple純正の「ショートカット」アプリを使えば、アプリ起動をカスタマイズできます。
単体のアプリ起動だけでなく、複数のアプリをメニュー化した”アプリランチャー”の作成も可能!
ホーム画面に追加すれば、自分好みのアイコンでアプリを起動できます。
シーン別のランチャー作成もおすすめです。
ショートカットで作るアプリランチャーの詳しい手順はこちらで紹介しています。

基本編まとめ
方法 | 特徴・おすすめシーン |
---|---|
アプリアイコン | 最もシンプル、よく使うアプリは1ページ目に配置を |
フォルダ | カテゴリごとに整理したいときに便利 |
ウィジェット | 情報を見ながらアプリを使いたいときに便利 |
Spotlight検索 | アプリをすばやく呼び出したいときに便利 |
ショートカット | 起動方法をカスタマイズしたい/見た目を整えたい人に |
応用編:ホーム画面以外のアプリ起動テクニック5選
アプリの起動方法は、ホーム画面だけにとどまりません。
ここでは、iPhoneのちょっとした機能や工夫を使って、アプリをさらに効率よく起動する方法を5つ紹介します。
6. Siriで音声起動(手が離せないときに)

Siriを使えば、音声だけでアプリを開くことができます。
「Hey Siri、カレンダーを開いて」など話しかけるだけでOK。
「設定」→「Siriと検索」から、起動方法(ボタン or 音声)を自由に変更可能です。
7. アプリライブラリから起動(アプリ整理派におすすめ)

ホーム画面を右端までスワイプすると表示される「アプリライブラリ」には、全てのアプリがカテゴリごとに整理されています。
長押し→「ホーム画面から削除」でアプリを非表示にしても、アプリライブラリからはいつでも起動可能です。
8. ロック画面からのアプリ起動

ロック画面にウィジェットを追加しておけば、ロック画面から直接アプリを起動できます。
天気やカレンダー、タスク管理アプリなど、”ちょっと確認してすぐ使いたい”アプリと相性抜群です。
「設定」→「壁紙」→ロック画面を選択→「カスタマイズ」で、ウィジェットの追加・並び替えが可能です。
ロック画面の左右下にコントロールセンターの機能などを設定できます。
また、ショートカットを設定しておけば、好きなアプリをここから起動することも可能です。
9. オートメーションで条件付き起動(ショートカット応用)

Apple純正の「ショートカット」アプリでは、時間や場所などの条件に応じてアプリを自動で起動するオートメーションが作れます。
「◯時になったらこのアプリを開く」「家に着いたらこのアプリを起動」など、習慣化に最適です。
一部のオートメーションは”通知→タップ”で実行が可能な場合があります。
10. 背面タップで起動(アクセシビリティの便利技)

iPhoneの背面をダブルタップまたはトリプルタップすることで、特定のアプリやショートカットを起動できます。
「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」で設定可能。
よく使うショートカットランチャーを割り当てておけば、ホーム画面に戻らず起動できて便利です。
補足:この機能はiPhone限定です。iPadでは背面タップは非対応となっています。
応用編まとめ
方法 | 特徴・おすすめシーン |
---|---|
Siri | 音声でハンズフリー操作。手が離せないときに便利 |
アプリライブラリ | ホーム画面を整理したい人向けの起動方法 |
ロック画面ウィジェット | ロック解除前にすばやく情報とアプリにアクセス |
オートメーション | 時間・場所など条件でアプリ起動を自動化 |
背面タップ | よく使う操作をワンタップで。※iPhoneのみ対応 |
整理術:ホーム画面をもっと使いやすくするコツ
アプリの起動方法を工夫するのと同じくらい大切なのが、ホーム画面の整理です。
アプリの配置や見せ方を少し工夫するだけで、操作効率や使いやすさがグッと上がります。
ここでは、僕が実践しているホーム画面整理のコツをご紹介します。
1ページ目は「毎日使うアプリ」に絞る

1ページ目には、1日1回以上使うアプリだけを厳選して配置するのがおすすめです。
情報のノイズが減ることで、迷わず起動できるようになります。
多くても8〜12個程度に絞るとスッキリした印象になります。
フォルダは”必要最小限”にまとめる

フォルダが多すぎると探す手間が逆に増えることも。
「仕事」「SNS」「生活」など、カテゴリを最小限に絞るのがポイントです。
よく使うアプリはフォルダ内の1段目に置くと素早く起動できます。
ウィジェットとショートカットを活用する

カレンダーやリマインダーなどの情報をウィジェットで表示し、よく使う操作をまとめておけばタップで起動します。
ショートカットのウィジェットを使えば表示されているショートカットも実行可能。
「見る」「操作する」が1画面で完結できます。
スタック(重ねるウィジェット)を使えば、省スペースで複数の情報を切り替え表示できます。
使うタイミングでアプリを分類する

「朝使うアプリ」「仕事中に使うアプリ」「夜くつろぐときに使うアプリ」など、使う時間帯やシーンで整理する方法もおすすめです。
1ページ目は日中に使うアプリ、2ページ目は夜・趣味用など、ページごとに使い分けても便利です。
集中モードと組み合わせると、時間帯ごとに表示するホーム画面を切り替えることも可能です。
(※別記事で紹介予定)
アプリライブラリを活用して”隠す”整理も

ホーム画面にすべてのアプリを出しておく必要はありません。
あまり使わないアプリは、アプリライブラリに置いて非表示にするのも有効です。
アプリを長押し→「アプリを削除」→「ホーム画面から取り除く」で、アプリライブラリにだけ残すことができます。
整理術まとめ
整理のコツ | 内容・メリット |
---|---|
1ページ目は厳選 | 毎日使うアプリだけに絞って迷わない構成に |
フォルダは最小限に | 探しやすくするためのシンプル整理術 |
ウィジェット活用 | 確認+起動が1画面で完結するレイアウトに |
時間帯で分類 | 朝・昼・夜で使い分け。集中モードとも相性◎ |
アプリライブラリ活用 | アプリを”隠す整理”でホーム画面をミニマルに |
実例紹介:僕のホーム画面&ランチャー活用
ここからは、僕が実際に使っているホーム画面をちょっとだけ紹介します。
下の画像は、iPhoneとiPadそれぞれのホーム画面です。
どちらも「よく使うアプリは1ページ目で完結」をテーマに、ウィジェットやショートカットを活用しています。

どちらもアプリアイコンは最小限に抑え、ウィジェットで詳細な情報をすぐに見れるようにしています。
ウィジェットは各情報の表示やショートカットで作ったアプリランチャーをスタック表示させ、スライドさせて表示を切り替えています。
アプリアイコンはバッジ通知のあるアプリ、アプリランチャーはバッジ通知のないアプリやウィジェットで代替できるアプリというように使い分けています。
ちなみに、画像の中に表示しているウィジェットの一部は、Launcherアプリを使ったものです。
使うシーンごとにアプリをまとめておけて、ホーム画面もかなりスッキリしました。
- ホーム画面は1ページにまとめてスッキリ
- ランチャーを使えば、アイコン数を減らせる
- iPhoneとiPadで配置のルールをそろえると、切り替えても迷わない!
アプリをシーンごとにまとめておくのはショートカットの「アプリランチャー」でも実現可能です。
そちらについてはすでに別記事でまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

Launcherアプリについては、このあと番外編で少しだけ紹介します。
(※より詳しい使い方はや工夫は、後日別記事でまとめていく予定です)
番外編:Launcherアプリでホーム画面をさらに快適に
ホーム画面の整理をもっと快適にしたいなら、Launcherというアプリもおすすめです。

よく使うアプリや操作をまとめて、ウィジェットに表示できるので、ホーム画面にアイコンをあれこれ並べなくてもすぐに使いたいものにアクセスできます。
僕は、「仕事用」「SNS」「生活系」など、使うシーンごとにランチャーを作って切り替えたり、アイコンサイズを小さくして全てを表示させたりしています。
(このあたりの具体的な使い方は、後日別記事で紹介する予定です)
- 純正のショートカットよりも、もう少し自由にランチャーを作れる
- ウィジェットにまとめてホーム画面をスッキリ
- 表示方法を工夫すれば、限られたウィジェットスペースでも快適に使える

まとめ:アプリの起動方法を見直すだけで、iPhoneはもっと快適に
アプリを開くだけのことですが、その方法やホーム画面の整理を少し工夫するだけで、毎日のiPhone操作が驚くほど快適になります。
- 標準機能でもここまでできる
- ショートカットを使えば、起動方法は自分好みにカスタマイズできる
- ホーム画面の整理だけでも操作効率がアップ
- ランチャーアプリを取り入れれば、さらにスマートな環境も作れる
今回紹介した方法の中で、「これ試してみたい!」と思えるものがひとつでも見つかっていればうれしいです。
あなたのiPhone、どんなふうに使いこなしたいですか?
- ホーム画面を1ページにまとめて、スッキリさせる?
- シーンごとにアプリを使い分けて、もっとスマートに?
- 自分だけのランチャーを作って楽しむのも、きっと面白いと思います。
ぜひ、自分にぴったりの使い方を見つけてみてください!

