iPad miniとちょっとしたガジェットを持ち歩くのに、ちょうどいいバッグが欲しいな〜と思って探してたんですが、見た目・サイズ・使い勝手、どれもちょうどよくハマったのがこのALPAKA FLOW SATCHEL 4Lでした。
ALPAKA(アルパカ)は緻密に計算されたデザインと高い機能性が人気の世界注目のブランドです。
もともとALPAKAのバッグは前から気になっていたのですが、このFLOW SATCHELは「4Lってどうなんだろう?」と思いながらも、想像以上に使いやすくてびっくり。
外に出るのがちょっと楽しみになるような、そんな相棒感のあるバッグでした。
今回は、そんなFLOW SATCHEL 4Lを実際に使ってみた感想を、「ここがよかった!」「ここはちょっとクセがあるかも…」というリアルな視点で紹介していきます。


基本情報

まずは、基本スペックや構造をざっくり整理してみます。
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | FLOW SATCHEL 4L(ALPAKA) |
容量 | 約 4L |
外寸 | 高さ 25cm × 幅 37cm × 奥行 13cm |
重量 | 約 400g |
素材(外装) | Axoflux™ 210Dリップストップナイロン(リサイクル素材) |
素材(内装) | 150D リップストップポリエステル |
防水性 | YKK AquaGuard ジッパー、撥水加工 |
ショルダーストラップ | 長さ調整可(約80〜140cm)、MagLockzバックルの着脱式、パッドストラップ交換可 |
前面ポケット | 拡張式ボトルホルダー×1、ファスナーポケット×1(内部キーテザー付き) |
メイン収納部 | オープンポケット×4 |
背面ポケット | ファスナーポケット×1、キャリーハンドル用ベルト×1 |
側面ループ | HUBアクセサリー用ループ×7 |
FLOW SATCHEL 4Lは、左右非対称で上部が曲線を描く、特徴的なデザインのスリングバッグです。
全体のフォルムがすっきりしていて、どこか上品な雰囲気。
体にフィットするような丸みがあって、街でも自然に馴染んでくれます。
底面が広く自立するので荷物の出し入れもしやすいのもポイント。
外装には、Axoflux™ 210Dというナイロン素材が使われていて、近くで見ると四角い模様のような網目が見えます。
手ざわりはサラッとして軽やか。
でも、頼りない感じはなくて、しっかり感もあります。
ポイントとしてはこんな感じ。
- 細かい織り模様があって、シンプルだけど地味すぎない見た目
- マットで落ち着いた質感
- リサイクル素材だけど、高級感もちゃんとある
カラーはブラックを選んでいますが、ホコリや汚れも目立ちにくくて、扱いやすい印象です。
見た目は控えめだけど、しっかり作られてる感が伝わってくる。そんな素材です。
ファスナーポケット(前面)

前面にあるファスナーポケットは十分な広さがあり、iPhone 16やAirPodsを入れても余裕があります。


内側にキーテザーがあり、先端はマグネットで手軽に取り外し可能です。
手軽に取り外しできるので、鍵やイヤホンケースにつけると便利。
ただ、ちょっと大きくてかさばるかも…。

いろいろ試したところ、先端のパーツは切り込みが入っているのでどうにか取り外せました!
かなりキツめなので力技ですがw
外したあとは、ベルト部分にカラビナをつけて使うのもアリかも。
NITEIZEのエスビナーだと#3くらいでしょうか。
#2だとサイズはちょうどいいけどベルトの方が少し太いのでシワが寄ってしまい、ちょっと気になりました。

とりあえず僕は純正のまま使っていきます!
使っているうちに「パチッ!」と磁力でくっつく感触が楽しくなってきましたw
あとこのキーテザーのベルト、少し太く感じます。
生地にしっかり縫い付けられているし安心感はあるけど、ファスナーポケット内でかさばるし変な入れ方して折り目がつくのも嫌だなーと思ってラフな入れ方しにくい…。
拡張式ボトルホルダー

ボトルホルダーはバッグのサイドに収納されていて、使わないときはすっきりと収まる設計。
500mlのペットボトルや細身のマグボトルなら問題なく入ります。

ファスナーを開けることでボトル収納部が拡張されますが、タイトさは無いのでそのままでは動いているうちに落ちそう。
だけどボトルホルダー内にバンジーコードのようなゴムがついているので固定できて安心です。

普段はバッグのサイドポケットとして使えるし、必要な時にボトルを収納できるので使い勝手はいいです。

外側にボトルホルダーの付いているバッグは多いですが、このバッグはボトルを入れてもスマートです。
底面部の角もピンと伸びるし形が整った状態でいてくれます。
このシュッとしたスタイル、好みです♪
ファスナーポケット(背面)

背面にはフラップの下にファスナーポケットが一つ。

開口部は27cmと大きく、ケースをつけたiPad miniが横向きのままスッポリ入ります。
内部は余裕のあるスペースで、Apple Pencilをつけたままでもスムーズに収納可能。
ただ、取り出す時に落とすこともあるので別にしておくほうが安心です。
僕は外でiPad miniを取り出すことが多いので、紛失することを考えてApple Pencilを外した状態で入れています。
あと、肩から掛けた時に体に当たる部分なので薄いものを入れるのがベター。
あまり大きいものを入れているとバッグの密着感が落ちるしゴツゴツしてると痛いかも。

ちなみにポケット内部は四角ではなくバッグの形に合わせて少し台形っぽい形になっています。
iPad miniを縦向き収納はできませんでした。
大人しく横向きで収納しましょう。
体側にあることでセキュリティ面でも安心感があるし、意外と出番の多いポケット。
あまりたくさん入れても使い勝手や装着感が悪くなるので、僕はiPad mini専用で使っていくつもりです。
背面にはキャリーハンドル用ベルト(22cm)があり、取り回しが良くて便利です。
サッと持ち出す時にストラップ以外の持ち手があるのはありがたい♪
側面ループ
バッグの側面にはループが付いています。
短い方に3つ、長い方に4つ。


公式サイトの記載は“HUBアクセサリー取付用ループ”と書いてある通り、ALPAKAのHUBアクセサリーを取り付け可能。

もちろんHUBアクセサリーを使わず、NITEIZEのカラビナなんかを使っても問題ありません。

幅は2cmとファスナーポケット内のキーテザーのベルトと同じ太さなので、#2では少しシワがよる感じになりちょっと小さいかも。
僕は#3をつけていますが、ちょうどいいです。


長い方のループの一番したにさりげなく「ALPAKA」ロゴのタグが。
バッグ表面のメーカーロゴはこれだけなので、そこまで気になりませんね。
メインコンパートメント

メインの収納部はガバッと大きく開く構造になっていて、物の出し入れがとにかくしやすいです。
視認性も良く、中に何が入っているかすぐにわかります。
内装は150D リップストップポリエステルで、サラサラとした触り心地。
内装カラーがグレー系なので、黒い小物もちゃんと見えます。
バッグの中が黒一色だと小物が埋もれて見えにくいこともあるので、これはけっこう嬉しいポイント。
メイン収納部

メイン収納部は中央にあり、底にマチもあるので大きいものも収納可能。
財布やガジェットポーチなどを詰め込むとこんな感じ。
中のものが見やすくて取り出しやすいです。

見やすい理由として、
- 開口部の曲線によってガバッと開く
- ファスナーがストラップの付け根まで続くので大きく開く
- 底の幅が小さくマチのある作り(=一目で全体が見える)
- 内部ポケットが上向きでフラップやファスナーで隠されていない
などがあります。
一方、特徴的な上部の曲線のおかげで見た目よりも物が入らないというのも事実。
ストラップ付け根付近のトンガリ部分がデッドスペースになってしまいます。
ただ、このスペースがあるおかげで全体のシルエットが余裕あるものに見えるし、つけた時のバッグの柔軟性につながっているように思います。
小さなタオルとかなら入ると思いますが、開けた時に毎回整理するのも手間ですし、使い勝手などを考えても無理に詰めないほうがいいでしょうね…。
メイン収納部について気をつけておきたいポイント。
それは、ボトルホルダーとスペースを共有しているという点です。

ボトルホルダーは外にせり出さない形で拡張し、ボトルを収納できます。
つまり、内側のメインコンパートメントにボトルの体積が入るということです。
その結果、中に荷物をパンパンに入れている状態ではボトルの出し入れがしにくくなるので注意が必要です。
もし荷物が多くなりそうな時は最初にボトルを入れて、それから荷物を入れるのがいいですよ。
ただし、逆に言えばボトルを入れていない時のボトルホルダーのスペースをメインコンパートメントとして使えるとも考えれますし、何より形がきれいにおさまっていてボトルまで含めてバッグの一体感が出るので僕個人は嫌いじゃないですw

中にはタグが2つついていて、1つは内部ポケット前面側に横向き、もう一つは短い方の側面に縦向きについています。

たぶん正しい使い方じゃないと思いますが、僕は横向きのタグにApple Pencilを挿して持ち出していますw
少し緩いですがスムーズに取り出せますし、バッグの中で飛び出すこともないので問題なさそうです。
シリコンカバーをつけても問題なく取り出せます。
縦向きのタグにも挿せますが、どうしてもペン先が底面に付くので何かの拍子にぶつけて壊れたり、ファスナーに挟んで傷がつくのもイヤなのでここには挿していません。
内部ポケット
メインコンパートメントにはポケットが4つあり、口の部分に外装と同じ色の生地が使われているのでとても見やすいです。
せっかくなので、バッグを裏返して内装を表側にしてみます。

前面側はこんな感じ。
横幅を3分割(内部ポケット2つとボトルホルダー)している感じです。
ポケットの口は水平になっていますね。

また、ストラップ付け根側のポケットはフラットではなくバッグの側面まで続くになっています。
他のポケットよりも立体的なものを入れるのがよさそう。

背面側はこんな感じです。
前面側と違いボトルホルダーのないぶんゆったりとしていて、ポケットが広くなっています。
またポケットの口は斜めになっているのが特徴です。
ポケットの大きさを測ってみます。

前面側はどちらも横幅12cmくらい。
手を入れてピッタリなので、小物を取り出すのには問題なし。
底面部の横幅はボトルホルダー隣が11cm、ストラップ付け根側10.5cmと少し狭まっています。


深さは15cmくらい。
手のひらスッポリは入らないくらい(手首の手前くらい)です。
次は背面側。


口の横幅は水平でおよそ12.5cm、斜めのところで測ると13.5cmといったところ。
底面部はおよそ12cmでほんの少し底の方が狭くなっているようです(縫い合わせのせい?)


深さは13〜16.5cmくらいです。
深い方のポケットなら握り拳がスッポリ入りますし、手のひらを入れても前面側よりも横に広い感じがします。
次は何が入るかチェック。
僕がiPad miniと一緒に持ち出しているものでちょうどいいものがありました!

そう、Magic TrackpadとMOBO Keyboard2です!
必ずと言っていいほど一緒に持って出かけてるので、ポケットにそのまま入るならバッグの中がすっきりします♪
ということで、まずはMagic Trackpadを入れてみます。

背面の深い方のポケットにはすんなりと入りました。
少し余裕のあるくらいで、荷物を詰め込む前なら引っ掛かりなく出し入れ可能です。
荷物が増えてくると生地の動きで多少入れにくくなるかもですが、許容範囲。

隣の浅い方のポケット、こちらも入りました。
ただ、ストラップの付け根に近く生地が動くのでグッと押されたり変な方向に力がかからないか少し心配。
あと、バッグの曲線の部分に近く、ファスナーがすぐ近くにあるので出し入れの時に当たるし、動き回る時にバッグの中で当たらないかちょっと気になります。
次は前面ポケットです。

ボトルホルダー隣のポケットは、あまりにもピッタリすぎて入りません。
入ったとしてもバッグとMagic Trackpadに無理をさせるのでやめておきます…。

ストラップ付け根側のポケットは全く無理でしたw
サイズが合わないこと、先に書いた通り平面でなく立体を入れるのに適していること、そしてストラップ付け根の近くなので生地が動くのでここに収納するのはやめましょう!
ということでMagic Trackpadは背面側の深い方のポケットに収納するのがちょうどよさそうです♪
そもそもこのバッグの前面側は外側にファスナーポケットとボトルホルダーがあるので他の荷物と干渉することがありますし、あまり大きくてフラットなものを入れるのには適さないと思われます。
一方、背面側は体に密着するところなので外のファスナーポケット内にゴテゴテとしたものを入れないので、Magic Trackpadとぶつかることもないでしょうしねw
もう一つのMOBO Keyboard2ですが…

どこのポケットにも入りませんでしたwww
無理をすれば背面側の深いポケットには入るかもしれませんが、生地が伸びそうだし出す時に引っ掛かりそうだし、無理をして壊れても仕方ないので大人しくメイン収納部に入れることにします…。
ショルダーストラップ

ショルダーストラップはMagLockzバックルを使用していて、簡単に取り外し可能です。
真ん中のボタンを押してスライドすれば片手でサッとバックルを外せるので使いやすい♪
肩から斜めにバッグをかける時や車に乗り込むときにバックルを外すことが多いので、このスムーズな付け外しは気持ちいいですw
ストラップ幅は測ってみると約2.5cmとちょっと細身なもの。
たくさん荷物を入れて重くなると肩に食い込んで痛くなりそうなので注意です。
あまり重いものを詰めすぎないというのが一番ですが、どうしても肩が痛い場合はALPAKAがアクセサリーとして出しているPADDED REMOVABLE STRAPというパッド付きのストラップと交換するのもアリかも。

僕的には夏場にサッと持ち出す時は細いタイプ、仕事で荷物が多い時はオプションのパッド付きと入れ替える運用が理想的。
用途に応じてストラップを簡単に交換できるのも、このバッグの魅力のひとつです。
気になっているのが、“MagLockz”という名前。
「Mag」とあるけどマグネット使ってない??
商品名なのでメーカーの自由ですが、なんとなくマグネット使ってそうなのでちょっと気になりました。

実際に使ってみた
実際に使って気になったのは、「どれだけ荷物を詰めれるか」。
iPad miniだけで外で仕事することがあるので、重要なポイントです。
ということで、実際に詰め込んでみました。
ガジェットポーチのまま詰め込む
普段iPad miniを持ち出して仕事する時の荷物はこんな感じです。
- iPad mini(A17 Pro)
- ガジェットポーチ(iPad持ち出し用)
- MOBO Keyboard2
- Magic Trackpad
- Magic Mouse
- MOFT 七変化マルチスタンド
- CIO SMARTCOBY Pro SLIM
- CIO マグネットシリコンケーブル(1m)
- キーケース(無印良品)
- 財布
- AirPods Pro 2
- Apple Pencil Pro
- ガジェットポーチ(SSD・充電器) ※場合によって持ち出すこともあり
- CIO NovaPort SLIM 45W
- SanDisk Extreme Portable SSD(1TB)
- SSD接続用ケーブル
SSDと充電器の入っているポーチは持ち出さないこともありますが、今回は全部まとめて詰め込んでみます。

ガジェットポーチをそのまま放り込んで、たまに持ち出す外付けSSDや充電器もポーチに入れてバッグに詰め込んでみました。
Apple Pencilは前面ポケットについているタグに挿し、ボトルホルダーには500mlのボトルも入れて。
ファスナーポケットには前面にAirPods Pro、背面にiPad miniを入れています。
上から見るとまだ余裕ありそう♪

でも、ファスナーを閉めるとけっこうパツパツでした…。
特にファスナーの一番曲がってるところあたりが生地が張っている状態です。
写真でもシワが寄っているのがなんとなくわかるかと。
じゃああんまり荷物持っていけないじゃん!
まだ早いです。
最初はろくに考えもせずガジェットポーチそのまま入れたので、スペースの無駄遣いになってるところもありました。
なので次はガジェットポーチから中身を出して、直接バッグに入れていきます!
ガジェットポーチから出して詰めてみる

ガジェットポーチから荷物を出して並べてみました。
これだけでも結構な量がありますね…。
写真には写っていませんが、これにiPad miniも加わります。
直接バッグに入れてみるとこんな感じです。

先ほどのガジェットポーチのまま入れた時に比べるとスペースに余裕があります。
ちゃんとMagic Trackpadも内部ポケットに収まり、スマートです。
並べてみるとこんな感じ。

ガジェットポーチから取り出すだけでもずいぶん荷物はコンパクトになるし、上から物を取り出すのはスムーズだし、上部ファスナーも開け閉めしやすくなりますよw
使っていて気づいたんですが、背面側の生地に薄くクッションが入っているのか、ほんの少しフワフワした感触がありました。
生地の重なりが多いだけかもしれませんが、体への当たりも和らぐしiPad miniを収納することもあり安心です。
ガジェットを収納するバッグを多く手がけるALPAKAらしい心配りだと思いました。
あと気になった点も少し。
メインコンパートメントのファスナーは止水ファスナーなので開け閉めが固く、また曲線部分で一瞬引っ掛かりを感じます。
荷物を詰めすぎると生地が引っ張られてファスナーに力がかかるのかもしれません。
もしかしたらここからヘタってくるかも?
まぁバッグは消耗品ですし、少しは痛みもすると思うので気をつけながら使っていきます♪
おわりに|このバッグがあると、外出がちょっと楽しくなる

FLOW SATCHEL 4Lを使いはじめてから、ちょっとした外出の準備がぐっとラクになりました。
荷物をざっと詰めて肩にかけるだけ。
それなのに、ちゃんと持ち物が整理されていて、取り出しやすい。
シンプルな見た目とは裏腹に、細かい工夫が詰まった“実用派”のスリングバッグです。
使い心地や収納力はもちろん、MagLockzバックルのカチャッとした装着感や、底面が安定している安心感もお気に入りポイント。
特別な日じゃなくても「ちょっと持っていこうかな」と思えるような気軽さが、このバッグにはあります。
素材感もありパリッとした生地だから物を詰め込んでいない時もバッグの角がピンと張って見栄えがいいのもポイント高いです。
もし同じように「iPad miniを持ち出したい」「軽くて、でもちゃんと整理できるバッグが欲しい」と感じているなら、選択肢としてかなりアリだと思います。
僕にとっては、“日常をちょっと快適にしてくれる相棒”のような存在になりました。
見た目が気に入ってるなら、試してみる価値はじゅうぶんあると思いますよ♪


ちなみにコンパクトなFLOW SATCHEL 2Lもあります。
iPad miniを持ち出さないならこちらも良さげ♪




