僕は昔からバッグが好きです。
普段から用途に合わせていくつかのバッグを使い分けていますし、気が付けばバックパックやスリングバッグ、トートバッグなどが増えていました。
特にX-PacやCORDURAバリスティックナイロンのような機能素材が好きで、ついついそういうバッグに目がいっちゃうんですよねー。
そんな僕が、半年以上待ってようやく手に入れたのが、NOMANZ_GEARのDIRAC。
正直一目惚れでした。
特徴的な収納ギミックや無駄のないデザインはもちろんですが、ブランドが掲げる「余白を装備する」という考え方にも惹かれたのを覚えています。
実際に3ヶ月ほど使ってみると、収納力の高さだけでなくその日の予定や荷物の変化に自然と対応してくれる不思議な使いやすさがありました。
今回は、そんなNOMANZ_GEAR DIRACについて、購入した理由や実際の使用感、僕なりのカスタムなどを紹介していきます。
DIRACとは

YouTuberのリュークさん開発のバックパック
DIRACは、バッグ系YouTuberとして活動されているリュークさんが手掛けるブランド 「NOMANZ_GEAR」 のバックパックです。
リュークさんは元エンジニアという経歴を持ち、YouTubeでは数多くのバッグレビューやガジェット紹介を発信されています。
僕も以前から動画を拝見していましたが、単純に収納力やスペックを語るだけではなく、
- なぜその設計なのか
- どんな使い方を想定しているのか
- 日常の中でどう役立つのか
といった視点で解説されることが多く、いつも参考にしています。
動画の作り方や撮影の仕方もとてもセンスが良く、スマートでスタイリッシュに映像が作られていて、ただ動画を見るだけでも面白いし、知らないブランドのバッグレビューでもついつい見てしまいます。
DIRACにも、そうした合理的な考え方や細かな気配りが随所に盛り込まれていて、単なる収納力の高いバックパックではない面白さがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 約14〜18L |
| サイズ | 約50 × 30 × 19cm |
| 重量 | Dyneemaモデル:約990g CORDURAバリスティックモデル:約1,220g |
| 対応PC | 16インチまで |
| サイドポケット | 最大950mlボトル対応 |
| 素材 | Dyneema Composite Fabric Hybrid / CORDURA AIR Ballistic |
| 生産国 | 中国(日本設計) |
特徴的なのは前面の収納ギミック
DIRACの特徴としてまず挙げられるのが、前面の収納ギミックです。
トップポケット・サイドポケット・中央ポケットはそれぞれ独立した空間ではなく、メインコンパートメントと収納空間を共有する構造。
そのためポケットに荷物を収納しても外側に大きく膨らみにくく、すっきりとした見た目を保ちやすいのが特徴です。
また、収納部分には容量可変機構も搭載されています。
一般的な拡張機能付きバックパックとは異なり、DIRACは上部を中心に拡張する構造を採用しています。
見た目のスマートさと収納力を両立するための、DIRACらしい設計です。
「余白を装備する」という考え方
NOMANZ_GEARでは、ブランドコンセプトとして 「余白を装備する」 という言葉を掲げています。
DIRACもまた、その考え方のもとで開発されたバックパックです。
予約注文から数ヶ月待った
DIRACは発売当初から非常に人気が高く、僕も初回販売時に注文しました。
ですが、実際に商品が手元に届いたのは注文から 半年近く経った頃。
いやー、長かった(笑)
もっとも、僕の場合は発売されてから興味を持ったわけではなく、DIRACの開発中から、リュークさんのYouTubeで少しずつ公開される進捗動画を見ていました。
新しいギミックが追加されたり、設計が見直されたり。
エンジニアがシステムを改修していく様を見ているようで、理詰めで合理的。
それでいて、理想と現実が調和するポイントを探しながら作っているように僕には見えました。
僕も動画を見ながら、「実際に使うとどうなるんだろう」「どんなバッグに仕上がるんだろう」と想像してワクワクしていたのを覚えています。
正直に言うとこの頃は買う気は全くなくて、当時はバッグそのものよりも、「アイデアが製品になっていく過程」に興味がありました。
そして製品版が完成し、製品紹介動画が公開されたとき、一気に惹き込まれました。
特徴的な 収納ギミック や 容量可変機構 はもちろんですが、動画を見ながら自然と「自分ならどう使うだろう」と考えてしまうところにも惹かれました。
進捗動画を追い続け、そのデザインになるまでにどのような紆余曲折があったのかを知っていることもあり、一方的な愛着を持っていたのかもしれません。
そして、気づけばポチってました(笑)
いやーあの時の決断はあっという間でしたww
このDIRAC紹介動画は注文前にも何度も見ましたし、注文してから商品が届くまでの間も繰り返し見ていました。
動画を見ながら、「僕ならここにポーチを付けるかな」「この収納にはこんな物を入れたいな」「仕事のときはこう使えそうだな」なんてことを考えていた気がします。
半年という待ち時間は決して短くありませんでしたが、DIRACに関しては待つ時間も含めて楽しんでいました。
なぜDIRACを選んだのか

僕は昔からバッグが好きで、その時の用途や荷物量に合わせて使い分けています。
例えば出張や荷物が多い日は大型のバックパック。
普段の仕事やカフェ作業なら10L前後のバックパックやトートバッグ。
そして、ちょっとした外出やデバイスだけ持ち歩きたいときはスリングバッグ。
そんな感じで、その日の予定に合わせて選んでいます。
どれも気に入っていますし、不満もありません。
……と思っていたんですが、使っているうちにひとつだけ空白のポジションがあることに気付きました。
それが、「一日出かけるためのバックパック」 です。
現在の用途別使い分け
僕のバッグ使い分けはこんな感じ。
出張・2泊以上の旅行
tomtoc NAVIGATOR T-66
- 出張や旅行で大活躍
- 収納部分の拡張も可能
- ただし、日常使いには少し大きすぎる
出張・1泊程度
WEXLEY ACTIVE PACK
- 収納力と機能性のバランスが良い
- 今でもお気に入りのバックパック
- ただ、見た目が大きくカジュアルなのでスーツには合わせにくい
通勤・日帰り
ALPAKA METRO BACKPACK
- MacBookやiPadを持ち歩くにはちょうど良いサイズ感
- コンパクトでスマートなデザインがお気に入り
- その反面、収納力はやや控えめ
ALPAKA TRAVEL TOTE JAPAN EDITION
- PCを持たない日の収納力は抜群
- 荷物が多い日でも安心
- ただし仕事柄PCを持ち出すことが多く、出番は少なめ
- トートバッグなので、たまに肩からずり落ちてくる
ちなみにTRAVEL TOTEは限定品で現在は販売されていない模様。
参考に同じサイズのELEMENTS TOTEをご紹介。
打ち合わせ
Aer Tech Sling 3
- MacBook ProとiPad程度なら快適
- デバイス中心の持ち出しには最適
- 荷物が増えると少し厳しい
改めて整理してみると、それぞれのバッグにはしっかり役割があります。
どれも気に入っていますし、それぞれの用途では不満もありません。
ただ、使い分けを続けているなかでどのバッグを選ぶべきか悩む日もあります。
それぞれが明確に分かれすぎていて、その隙間を補完するものがないという感じ。
一日出かけて荷物が増える場合のバックパックがない
例えば、朝からカフェで作業をして、そのまま買い物に行く日。
あるいは仕事のあとに寄り道をする日。
そんな「一日出かける日」は、意外と荷物が増えます。
最初はMacBookやiPadだけだったのに、気が付けば買った物が増えていたり、脱いだ上着を入れたくなったり。
そんな日は大抵ALPAKA METRO BACKPACKを使っていることが多いんですが、少し心許なく感じることもよくあります。
かといってWEXLEY ACTIVE PACKを持ち出すほどでもない。
あまり大きすぎても邪魔になることもありますし、収納力は十分ですが気軽に持ち出す普段使いには少しオーバースペックかな、と。
がっつり1日仕事なんかでは大活躍するんですけどね…。
tomtoc NAVIGATOR T-66は旅行用と割り切っているので、そもそも普段の生活ではなかなか使っていませんし。
逆にAer Tech Sling 3は身軽で快適ですが、荷物が増えることを考えると不安が残ります。
全体的にタイトなこともあり、荷物を詰め込みすぎてMacBookを傷つけてしまうのも怖いですし。
つまり、「荷物が増えるかもしれない日」 にちょうど良いバッグがなかったんです。
理想は、ALPAKA METRO BACKPACKのようなスマートさを持ちながら、必要なときには荷物の増加にも対応できるバックパック。
そんな都合の良いバッグを探していたときに出会ったのが、DIRACでした。
MacBookとiPad、そして荷物をしっかり収納できる容量と、シンプルさを兼ね備えたDIRACが僕の理想でした。
ダイニーマモデル / CORDURAバリスティックナイロンモデル
DIRACにはダイニーマモデルとCORDURAバリスティックナイロンモデルの2種類があります。
どちらも魅力的で正直かなり悩みました。
ダイニーマ素材の独特な質感や軽さも魅力的ですし、個人的な好みで言えばこっち。
ただ、僕は仕事でもバックパックを使いたい派。
スーツやジャケットに合わせることを考えると、僕にはCORDURAバリスティックナイロンモデルの方がしっくりきました。
それに、もともとX-PacやCORDURAバリスティックナイロンのような機能素材が好きなんですよね。
特にX-Pacの格子模様やパリッとした質感は大好物。
たぶんDIRACもX-Pacモデルがあったら選んでましたw
あとは価格。
ダイニーマモデルとの差はは約3万円。
「その差額でカスタムしたい」という狙いもありました笑
そんなわけで、僕が選んだのは CORDURAバリスティックナイロンモデル です。
いつかプライベート用にダイニーマモデルも欲しいなーとは思っていますが、まずはCORDURAモデルをしっかり使い倒そうと思います。
使った感想

届いてすぐ
半年近く待ってようやく届いたDIRAC。
開封した瞬間は、「やっと来た!」という気持ちでいっぱいでした。
そりゃー紹介動画は繰り返し見て予習してましたし、イメトレもバッチリ!
到着予定日はずっと自宅待機でした(笑)
開発中の動画から追いかけていたこともあって、初めて触るバッグというより、ずっと前から知っていたバッグがようやく手元に来たような感覚です。
DIRACを使い始めてまず驚いたのが、収納の多さです。
もちろん事前に動画で見ていたので知ってはいました。
それでも実際に荷物を入れてみると、「ここにも入る」「まだ入る」という感じ。
バッグをいろいろ触りながら細部をチェックするたび、作りの秀逸さに感心させられてばかりでした。
単純にポケットの数が多いというより、それぞれの収納がしっかり使えるように設計されている印象でした。
拡張性の高いメインコンパートメント

DIRACのメインコンパートメントは、荷物の量に応じて容量を拡張できます。
上部を中心に拡張することで容量を増やすことが可能。
普段は閉じたままのスマートなスタイル、いざ荷物が増えた時は拡張して収納力アップ。
変形が好物のガジェット好きにはたまりませんw
ガバッと開くPCセクション
DIRACのPCセクションは180度開くクラムシェルオープン構造、大きく開くのでMacBookやiPadの出し入れがとてもスムーズです。
実際に使ってみると、中がひと目で見渡せるのも便利なポイント。
収納したデバイスやアクセサリの位置が分かりやすく、「どこに入れたっけ?」と探すこともほとんどありません。
また、バッグを床や机に置いた状態でもアクセスしやすく、MacBookやiPadを頻繁に出し入れする僕の使い方にはかなり合っていました。
サイドポケットが広々
DIRACのサイドポケットはかなり余裕があります。
僕の場合は、水筒や折りたたみ傘を入れることが多いのですが、出し入れもしやすく使い勝手は良好。
容量に余裕があるので、「入るかな?」と悩むことがほとんどありません。
派手な機能ではありませんが、毎日のように使う部分だからこそ便利さを実感しています。
トップポケットも口が広くて使いやすい

トップポケットも使いやすい収納のひとつ。
ファスナーの開口部が広く、中が見やすいので荷物を探しやすいです。
だいたい成人男性の両手のひらを入れても、まだ余裕がある感じ。
大抵のバックパックは片手を隙間に入れるようにして荷物を取り出すことが多いので、この広さはなんだか新鮮です。
「とりあえずここに入れておこう」運用が意外と便利。
収納空間を共有する構造
DIRACの特徴的なポイント、それはポケットとメインコンパートメントが収納空間を共有する構造です。
例えばサイドポケットに荷物を入れる場合、独立したポケットが外側へ膨らむのではなく、メインコンパートメント側の空間を使って収納されます。
そのため、荷物を入れてもバッグのシルエットが大きく変わりません。
最初は少し特殊な構造に感じましたが、実際に使ってみるとかなり合理的です。
そういえばFLOW SATCHEL 4Lのボトルポケットも収納空間の共有という意味では共通してますね。
あれもボトルポケットがスマートに本体と一体化していて、好きなんですよね。
荷物を入れても見た目が大きく変わらないので、個人的にはかなり気に入っています。
たくさんの荷物を入れてもスマートなシルエットをキープしてくれるのは好みのポイントです。
細かな気遣いを感じる
DIRACを使い始めて感じたのは、細かな部分までよく考えられていることです。
収納の配置やアクセス方法はもちろんですが、「実際に使うとこうなるよね」という視点で設計されているように感じる場面がたくさんありました。
例えば各所に配置されたループもそのひとつ。
ポケット内部などはねじってあり手探りでもすぐにわかる一方、ショルダーパッドの薄いとこはフラットに折られててシルエットが崩れないようになっています。
他にもロックファスナーの使い分けなど、至るところにユーザー目線の使い勝手を意識した作りになっています。
こうした細かな積み重ねが、DIRACの使いやすさに繋がっているように感じました。
何となくエンジニア目線でユーザビリティを意識したシステムを見ている感じがしてきます。
ほんの少し重い
届いてすぐに感じたことを挙げるなら、重量感です。
もちろん購入前からスペックは確認していましたし、軽量なバックパックではないことも理解していました。
それでも実際に手に取ると、「思ったより塊感があるな」というのが第一印象でした。
特に僕が購入したのは CORDURAバリスティックナイロンモデル。
生地そのものの安心感もありますし、収納ギミックも豊富なので、バッグ全体にしっかりした作り込みを感じます。
実際、約1.2kgという重量は14〜18Lのバックパックとしては重量感はあります。
普段使っているALPAKA METRO BACKPACKが800gという軽さなので、相対的に重く感じているのかもしれません。
ただ、持った瞬間に軽さを感じるタイプではなく、良い意味で存在感のあるバッグです。
落ち着く重みというか、背負った時の重心が体に近いので背負ってもそこまで重く感じないといった感じです。
一方で、ダイニーマモデルは1kgを切る重量なので、同じDIRACでもこちらはかなり印象が違うかもしれません。
3ヶ月使って
クラムシェルオープンの気持ちよさ

使い始めた頃は「大きく開いて見やすいな」くらいにしか思ってなかったクラムシェルオープン。
でも3ヶ月使ってみると、この開き方の便利さは別のところにあると感じています。
DIRACは収納力が高いので、荷物が少ない日もあれば出先で荷物を詰め込む日もあります。
半分くらい開くバッグでも荷物が少ないときは問題なし。
PCセクションに手を差し込んでMacBookやiPadを取り出せます。
ただ、荷物が増えてくると話は別。
バッグ内部から圧力がかかることで、PCセクションへのアクセスもしづらくなります。
そんな時に便利なのがクラムシェルオープン。
ガバッと180度開いてしまえば、中のガジェットへ確実にアクセス可能。
無理に手を差し込んだり、MacBookやiPadを引っ張り出したりする必要もありません。
特にキーボードなどは変に力がかかったり、無理に押し込んだりすると故障の原因にもなります。
その点DIRACは大きく開いて中身を確認しながら出し入れできるので安心感があります。
イメージとしては、バッグの前後でキーボードを挟む感じ。
「狭いスペースに差し込む」と「ガバッと開いて挟む」では、断然「挟む」の方が収納はしやすいですよねー。
使い始めた頃は見やすさばかりに目が行っていましたが、今ではガジェットを安全に出し入れできることこそ、この構造の大きなメリットだと感じています。
サイドポケットの大きさが秀逸

3ヶ月使ってみて、想像以上に活躍しているのがサイドポケットです。
使い始めた頃は、「大きなボトルも入る便利なポケット」くらいに思っていました。
でも実際に使い込んでみると、それ以上にアクセスのしやすさがお気に入りです。
DIRACのサイドポケットは、一般的な平べったいスリット型ではなく、底面にしっかりマチがあって開口部も縦に大きく作られています。
筒状のポケットに上から差し込むのではなく、横から入れるようなイメージ。
ファスナーもバッグの中央付近から底に近い位置まで付いているので、想像以上に大きく開きます。
最近では、メインコンパートメントよりサイドポケットを使うことの方が多いくらいです。
大きく開くということは、中を覗き込んで物を探しやすいということ。
容量があり、ゆったり収納できるからこそ、中を覗いて物を取り出せるのはとても便利です。
ショルダーハーネスを片方だけ肩に掛けてバッグを前に回すと、ちょうどサイドポケットが自分の正面にくるので、そのままファスナーを開ければ、バッグを降ろさなくても中身を確認しながら荷物を取り出せます。
ボトルや小物はもちろん、ちょっとしたポーチを収納することもあり、個人的にはかなり使い勝手の良い収納になっています。
使い始めた頃は収納力ばかりに目が行っていましたが、今ではDIRACの中でも特に気に入っているポイントのひとつです。
トップポケットが広くiPad miniもすんなり収納

使い始めた頃から便利だと思っていたトップポケットですが、3ヶ月使った今では想像以上に活用しています。
一般的なトップポケットというと、財布やイヤホン、鍵などの小物を収納するイメージがあります。
だけどDIRACのトップポケットは底面にしっかりマチがあって空間として広く、見た目以上に容量があります。
実際に使ってみると、iPad miniもすんなり収納可能。
それに加えて財布やイヤホンなども一緒に入ります。
パンパンに詰め込んでもバッグの見た目が歪になることもなく、スッとした佇まい。
これまで僕は、カフェや外出先で作業をするために、iPad miniとキーボードを持ち歩けるバッグをいろいろ試してきました。
以前の記事にも書いた、ALPAKA FLOW SATCHEL 4L や bitplay Black Series 2L Sacoche もお気に入りのバッグです。
「どこまで小さいバッグで快適に仕事ができるか」なんてことを考えながら使ってきたわけですが、DIRACではそれがトップポケットだけで成立してしまうんです。
しかも他にも収納はたくさんあります。
気付けば財布もイヤホンもiPad miniも、とりあえずトップポケットへ。
そりゃ何でも放り込むでしょw
中央ポケットはあまり使わない
3ヶ月使った今でも唯一あまり出番がないのが中央ポケット。
ぶっちゃけ僕はほとんど使っていません。
もちろん使えないわけではありません。
ただ、DIRACにはサイドポケットやトップポケットなど使いやすい収納が多く、僕の場合はそちらで事足りてしまうことがほとんど。
中央ポケットは背面中央のファスナーからアクセスする構造になっています。
なので荷物を出し入れするときは、手を差し込むような動きになります。
さらにファスナーが曲線に沿って配置されているため、サイドポケットやトップポケットと比べると開閉は少し独特です。
どうしても引っ掛かりがあるというか、一気に大きく開けない感じ。
荷物が少ないときはそこまで気になりません。
ただ、メインコンパートメントが膨らむほど荷物を入れていると、ポケット周辺にも張りが出るので、ファスナーの開閉は少しやりにくく感じます。
とはいえ、これは中央ポケット単体の出来が悪いという話ではありません。
むしろ他の収納が便利すぎて、自然とそちらを使ってしまうというのが本音です。
センターファスナーからメインコンパートメントへのアクセスは便利

使い続けて想像以上に便利だったのが背面中央にあるセンターファスナー。
このファスナーからは、メインコンパートメントへ直接アクセスできます。
例えば脱いだアウターを押し込むとき。
上から荷物を詰め込むよりも、センターファスナーからアクセスした方がスムーズなことがあります。
ガバッと大きく開けるので、上から詰め込むよりもアウターを入れやすいんだと思います。
また、バッグの底に近い場所へ入れた荷物を取り出すときも便利です。
トップからアクセスすると上の荷物をかき分けながら探すことになりますが、センターファスナーなら横から直接手を入れられます。
収納力の高さが魅力のDIRACですが、荷物が増えたときほどこのファスナーのありがたみを感じます。
背負い位置が高く独特のフィット感がある

DIRACを使い始めた頃、ショルダーハーネスのパッド部分が少し短いような気がしていました。
ただ、3ヶ月ほど使っているうちに、これはハーネスの長さというよりバッグ全体の設計によるものだと感じるようになりました。
DIRACはショルダーハーネスの取り付け位置がバッグの最上部ではなく、少し下に配置されています。
そのため、ハーネスをしっかり締めるとバッグ全体が背中の上側へ持ち上がり、体に密着するようなフィット感になります。
実際、この状態だと重心が体に近くなるためか、約1.2kgという重量の割には重さを感じにくく、歩いていても安定感があります。
一方、ハーネスを少し緩めると、バッグ全体が下に下がります。
それに連れてハーネスも引っ張られ、肩を通って上に引き上げられる形になるため、ハーネスの端が上に上がっていくように思います。
ショルダーハーネスのアクセサリ取り付けループも肩の位置に来るくらいなので、「あれ、ハーネス短い?」と思うくらい。

なので、「ショルダーハーネスが短い」というよりは「高い位置で背負う前提で設計されたバッグ」という表現の方が近い気がしています。
最初は少し不思議な感覚でしたが、今ではDIRACらしい背負い心地のひとつとして気に入っています。
荷物の量によってデザインが変わらない
DIRACを使っていて気に入っているのが、荷物の量によって見た目が大きく変わらないことです。
バックパックによっては、荷物を入れると前面ポケットやサイドポケットが膨らみ、シルエットが大きく変わることがあります。
ただ、僕はできるだけスッキリした見た目のバッグが好み。
荷物を詰め込みすぎて、ボコボコに広がっているバッグは背負いたくないというのが本音です。
DIRACはサイドポケットや各種収納がメインコンパートメントと収納空間を共有する構造になっているため、荷物を増やしてもメインコンパートメントに向かって広がって局所的にポケットだけが膨らみにくく、全体のシルエットを保ちやすい感じがします。
実際、財布やイヤホン、iPad miniなどをトップポケットやサイドポケットへ入れていても、外から見ると想像以上にスッキリしています。
この感覚は、僕が普段使っているALPAKA METRO BACKPACKにも少し通じるものがあります。
収納力と見た目のスマートさを両立しているところは、DIRACの好きなポイントのひとつです。
正直なところ、今でも使い方を研究しています。
使えば使うほどDIRACのキャラクターが見えてきて、さらにもっと使いこなしたくなる。
トップポケットや中央ポケットの使い方を考え始めるのも、このバッグの面白いところです。
気付けば、「今日はDIRACでいいか」と思う日が増えていました。
悩んだらとりあえずDIRAC。
これが今の僕のスタイルです。
僕のDIRACカスタム

DIRACはそのままでも十分完成度の高いバックパックだと感じています。
ただ、使っているうちに「ここにポーチを付けたら便利そう」「このループはこう使えるかも」と考え始めるんですよね。
あえてカスタムする余地を残してある感じ。
実際、DIRACが届いた直後からいろいろ試していて、気付けばXにもカスタムを投稿していました。
「この組み合わせアリでしょ!!」とニヤつきながらテキスト打っていた覚えがあります笑
3ヶ月の間いろいろ試行錯誤し、増えたり減ったりしながら常に進化し続けていきました。
バッグとしての完成度が高いからこそ、今度は自分好みに育てたくなる。
そんなカスタムの楽しさもDIRACの魅力のひとつだと思っています。
ここでは、そんな現在の僕のDIRACカスタムを紹介します。
TAVARAT ハンドルポーチ
まず紹介したいのが、サイドポケット内のループに取り付けているTAVARATのハンドルポーチです。
これはDIRACが届いてすぐに試したカスタムのひとつで、当時Xにも投稿しました。
DIRACのサイドポケットは容量が大きく、収納スペースとしてとても使いやすいです。
その反面、イヤホンや充電ケーブルなどの小物を詰め込みすぎると、中でゴチャゴチャになってしまいます。
そこで活躍しているのがこのTAVARATのハンドルポーチ。
小物をひとまとめにできるのでサイドポケットの中で荷物が散らばらず、さらにDIRACのサイドポケットには上部にループが用意されているのでカラビナで固定可能。
面白いのは、カラビナを外さなくてもポーチだけを外へ引き出せること。
ポーチを引き出して中身を確認し、そのまま戻すだけなので、想像以上に使い勝手が良いです。
僕は個人的にNITEIZEのカラビナが好きなので持っていたエスビナーを使いましたが、これもロック機能があるので勝手に外れませんし、ポケットの外に取り出してもうっかり落とす心配もなし。
ちなみにエスビナーのサイズは#2が長さ・太さどちらもちょうど良かったです。
サイドポケットの縦の長さとハンドルポーチ+エスビナーがほぼ同じなので、中でゴチャつくことなくきれいな形で収まってくれます。
収納力の高いサイドポケットだからこそ、小物を整理するためのポーチとの相性は抜群。
また、このポーチもCORDURAバリスティックナイロンを採用しているため、DIRACとの見た目の相性もGood。
黒バッグ+黒ポーチで同素材なのであたかも純正パーツのようです♪
機能面だけでなく素材感や雰囲気にも統一感があり、最初からセットだったかのように馴染んでいて、今ではDIRACを使う時の定番カスタムになっています。
ALPAKA HUB CARABINER + ZIP POUCH PRO
お次はショルダーハーネスへ取り付けているALPAKA HUB CARABINERとZIP POUCH PRO。
DIRACにはショルダーハーネスにループが用意されているため、小さなポーチやアクセサリーを取り付けることができます。
せっかくなら活用したいと思い、現在はHUB CARABINERとZIP POUCH PROを組み合わせてみました。
DIRACが届いて間もない頃に試したカスタムなのですが、気に入ってこちらもXに投稿しました。
「HUB CARABINER」を「HUB KEYCHAIN」と書いてしまっていたことに今更ながら気付きました。
恥ずかしい…。
3ヶ月経った今でも変わらず使い続けていますし、個人的にはかなりお気に入りの組み合わせです。
ショルダーハーネスにはALPAKA HUB CARABINERで取り付け。
FIDLOCKを採用しているため着脱が非常にスムーズで、近づけるだけで「カチッ」と固定されます。
実用性はもちろんですが、この操作自体が結構気持ち良いんですよね。
ポーチを外したい時はノールック片手で簡単に取り外せますし、戻す時も近づけるだけ。
あの感触は使い始めると病みつきになりますよ。
実はこのカスタムが気に入って、せっかくならと他にOrbitkey Clip V2でも試してみることに。
どちらも以前レビューしたお気に入りのアイテムなのですが、DIRACとの組み合わせで考えると、最終的にはHUB CARABINERの方がしっくりきました。
Orbitkey Clip V2は金属製でしっかりした作りが魅力で、パンツスタイルでベルトループに付けるととても便利。
ただ、胸から肩のあたりに取り付けると存在感が強く、歩いていると硬さも少し気になります。
一方、HUB CARABINERは一部ハイパロンという素材を使った柔らかい構造になっていて、体の動きに合わせて自然に動きます。
DIRACの生地感や雰囲気ともよく馴染み、個人的にはこちらの方が相性が良いと感じました。
ZIP POUCH PROもHUB CARABINERもブラックを基調としたデザインなので、DIRACへ取り付けても違和感なし。
機能面はもちろんですが、見た目にも自然に馴染んでくれるのがお気に入りです。
ちなみにHUB CARABINERとOrbitkey Clip V2は、それぞれレビュー記事も公開しています。
気になる方は、そちらも参考にしてみてください。


Clipa
最後に紹介するのがClipa。
バックパック好きなら持っている方も多い、シンプルなバッグハンガーです。
Clipa自体は以前から使っている定番アイテムなのですが、DIRACでは取り付け方を少しだけ工夫。
基本的にはトップハンドルへ取り付けているのですが、そのままだとバッグを持ったり背負ったりするたびに動き回ります。
そこでDIRACのショルダーハーネス付け根部分にあるループも一緒に通すことでClipaの位置が固定され、バッグを動かしてもほとんどズレなくなりました。
かなり地味なカスタムですが、一度定位置が決まると使い勝手は想像以上に快適です。
Clipaを使うときも開けばループ部分で引っかかってくれるのでいちいち付け外しの手間もなくさっと使えます。
こうした小さな工夫ができるのもDIRACの面白さ。
DIRACはカスタムしてみろと言わんばかりに至るところにループなどのパーツが散りばめられているので、同じアクセサリでも取り付け方を工夫するのも楽しいですよ。
こんな人におすすめ
3ヶ月使ってみて、DIRACはこんな人に特におすすめだと感じました。
- 荷物の量が日によって変わる人
通勤だけの日もあれば買い物やカフェ作業で荷物が増える日もある、そんな変化をひとつのバッグで受け止めてくれます。 - MacBookやiPadを持ち歩く人
クラムシェルオープンのPCセクションは視認性が高く、出し入れもとても快適。 - ガジェットを持ち歩く人
キーボードやマウス、ガジェットポーチなども整理しながら持ち運びやすい構造になっています。 - バッグのカスタムを楽しみたい人
ループや取り付けポイントが豊富なので、自分なりの使い方を考える楽しさがあります。 - ひとつのバッグを長く使いたい人
使い込むほど便利なポイントが見えてくる、そんなバックパックだと感じています。
逆に、軽さだけを求める人には少し重たく感じるかもしれません。
万人に受けするバッグではないかもしれません。
でも、刺さる人にはとことんぶっ刺さる、通好みのバッグ。
だけど、それがいい!
おわりに|「余白を装備する」ということ
3ヶ月使ってみて、ようやく「余白を装備する」という言葉の意味が少し分かってきた気がします。
最初は単純に収納力の話だと思っていました。
荷物が増えても入る。
上着を脱いでも押し込める。
買い物をしても困らない。
もちろんそれも間違いではありません。
でも実際に使ってみると、それ以上に感じたのは「予定の変化に対応できる安心感」。
今日はMacBookを持って行こう。
帰りにカフェへ寄ろう。
ついでに買い物もして帰ろう。
そんな日々の変化を、DIRACは自然に受け止めてくれます。
荷物を運ぶための余白ではなく、行動の変化を受け止めるための余白。
仕事へ行く日も、カフェへ寄る日も、ふらっと買い物をする日も。
そんなアーバンライフの変化に寄り添ってくれることこそ、DIRACの魅力なのだと思います。
だからこそ、気付けば「今日はDIRACでいいか」と思う日が増えていました。
バッグ好きとしても、ガジェット好きとしても、とても満足度の高いバックパックです。
なお、2026年にはPOP-UPストアも開催されるようで、以前に比べると実物に触れられる機会も増えてきました。
気になっているなら、ぜひ一度手に取ってみてください!

