iPhone Duoのもたらす体験とは|発売前に本気で考えてみた

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iPhone Duoの登場は、Appleの製品ラインナップの中で新たなチャレンジだと思っています。

▲出典:Apple Newsroomより

Macがあり、iPhoneが登場してこれからスマホの時代だと思った。
スティーブ・ジョブズが紙封筒からiPadを取り出した時は衝撃だった。
AirPodsはデザインだけでなく使いやすさなどの体験が素晴らしく今でも人気だ。
Apple WatchはiPhoneの拡張デバイスのような形で利便性を追求しつつ、ビジネスにもフォーマルにも溶け込んできた。
VisionProはまだ登場して数年だが、新しい時代を感じるデバイスだと思った。

それぞれの製品でモデルチェンジは行われて、性能とデザインが新たになって、兄弟機種も増えていく。
それでも、使用体験として新たなものは生まれてこなかったんですよね。
性能が上がった、画面が大きくなった、薄く軽くなったなどの優劣程度。

でも、折りたたみのiPhone DuoはiPadが登場した時のような新たな体験価値が提供されるんじゃないか。
そう考えるとワクワクします。

と、そんなiPhone Duoの基本情報。
iPhone Duoは2026年10月23日、日本を含む70以上の国・地域で発売されます。
予約開始は10月16日午後9時。
価格は256GBで364,800円〜(512GB/1TB/2TBあり)、カラーはスターホワイトとナイトスカイの2色です。

今回は「形が変わる」ことと「中身が変わる」ことの両面から、新しい体験は生まれるのか、自分の生活はどう変わるのかを順に考えていきます。

目次

形が変わると、体験が変わる

▲出典:Apple Newsroomより

iPhone Duoが気になる理由。
これまでのiPhoneシリーズは画面サイズの違いやホームボタンの有無の違いはあるけど、基本的に板状の同じ形状でした。
一方Duoは折りたたみ(と言われてるけどどちらかというと開く)形になって、これまでのiPhoneと全く違う形状になるわけです。
この形状変更によってどのように使用感が変わるのか、日常使いやカフェでの仕事などの体験がどのようになるのか、とても気になります。

形が変わっただけ、と言ってしまうとそこまでですが、そのデバイスが生み出すもの、特に体験については形状によるところが大きいと思うんですよね。

特徴的なのがDuo PreviewやDuo FaceTime。
そもそもあんな撮影はこれまでの1画面しかないiPhoneでは無理だったし、代替することも不可能でした。
形状によって体験が変わる代表だと思います。

開くと、何ができるようになる?

  • 7.6インチの大画面
    Apple史上最大のiPhoneディスプレイです。
    動画もゲームも、閉じている時とは別物になりそう。
  • Split View
    iPhoneで初めて、2つのアプリを横に並べて開けるようになりました。
    Safariのウインドウを2つ開いたり、片側で資料を見ながらもう片側でSiriと話したり。
    よく使う組み合わせを保存しておいて、後から呼び出すこともできます。
  • Duo Preview
    本体を開くと、外側のディスプレイに撮影中のライブプレビューが出ます。
    撮られる側が、自分の映り方をその場で確認できるわけです。
  • Duo FaceTime
    近くにいる人が、外側ディスプレイ側からそのまま通話に参加できる。
  • Kid Cue
    外側ディスプレイで「PEANUTS」のアニメーションを流して、子どもの視線をレンズに誘導してくれます。

大画面とSplit Viewは、形が変わったからこそのものです。
これまでのiPhoneは、画面を大きくしようとすれば本体も大きくなりました。
ポケットに入るサイズと、アプリを2つ並べられる広さ。
この2つは両立できなかったわけです。
それを「開く」という動作ひとつで両立させたのがiPhone Duoです。

特にSplit Viewが嬉しいですね。
複数のアプリを行き来して情報整理をすることが多いので、アプリの切り替えを頻繁にやらなくて済むのはありがたい。

画面とカメラが、同じ方向を向く

通常のiPhoneは、画面がユーザー側、カメラが被写体側を向いています。
この2つを同じ方向に向けることは、物理的に不可能でした。
インカメラはありますが、きれいに撮影したいなら外側カメラ使いたいもの。
でもDuoは開いた状態にすると、外側カメラと外側ディスプレイが同時に同じ方向を向く。
「開く」という動作だけで、それが実現してしまうわけです。

面白いのが、Duo PreviewとKid Cueの共通点。
どちらも「カメラに意識を向けさせる」という役割を持っています。
撮られる側の自分の映りが気になる大人にはDuo Previewが、レンズをなかなか見てくれない子どもにはKid Cueが、それぞれ効きます。
Kid Cueのほうは僕には出番がなさそうですけど、こういう機能が出てくること自体、形が変わったからこそだと思うんですよね。

Duo FaceTimeも、具体的な場面を想像すると使い道が見えてきます。
たとえばカフェでFaceTimeをしていて、向かいに座っている人にも加わってもらう場面。
通常のiPhoneなら、その人もカメラに映るためにこちら側へ回り込んで、同じ画角に入る必要があります。
Duo FaceTimeなら、向かいに座ったまま外側ディスプレイ側から参加できる。
わざわざ移動してもらわなくていいわけです。

一人でやり取りしている時も、自分の顔の映像とは別に、手元のアイテムなど別の対象を同時に撮影して共有できます。
こちらは「Dual Capture」という機能で、iPhone Duo専用ではありません。
ただ、大きな画面で相手とやり取りしながら使えるなら、出番は増えそうだなと思っています。

閉じた状態は、iPhone 12 miniと同じ対角

外側5.4インチというサイズは、小さいと見られがちだと思います。
でも実はこの小ささにも惹かれています。
5.4インチというサイズ、実はiPhone 12 miniやiPhone 13 miniと同じ対角なんです。

僕は以前iPhone 12 miniを使っていました。
片手で持ったまま画面の端まで指が届く、あの感覚がとても好みで、今でもまた復活しないかなと思ってます。

片手で届くかどうかは、対角の長さで決まります。
親指の付け根を本体の右下に置いた時、一番遠いのは左上の角。
そこに届けば、画面全体に届くということです。

iPhone 12 miniの本体対角は146.3mm、iPhone Duoを閉じた状態は144.7mm。
Duoは横に20mmほど広く、そのかわり縦が14mmほど短い。
形は違うのに、対角で見るとほぼ同じなんですよね。
つまり指の届く範囲も、同じかほんの少し広いくらい。

mini系が好きだった人は、画面が小さいこと自体が好きだったわけではないと思うんですよね。
正しくは片手で操作できることが好きだったんじゃないかと。
だとすれば外側が小さいことは、むしろ刺さる部分になるのかもしれません。

ポケットの収まりもあります。
閉じた状態の縦は117.8mmで、12 miniより14mmほど短い。
mini系が好きな人には、ズボンではなくシャツの胸ポケットに入れている人もいました。
もしかしたらiPhone Duoも胸ポケットに入るかも?
まー重さが254gあるので、生地が引っ張られるかはやってみないと分かりませんが。

外側ディスプレイのUIも作り直されている

細かいところですが、ここも気に入っているポイント。
ロック画面のステータスアイコン(Wi-Fi・バッテリー・電波)が、1つのアイコンに統合されています。
情報を削ぎ落としつつ、右手操作を前提にしたボタン配置とデザインを揃えてきた。
意図的なデザインだと感じます。
インカメラの穴・ステータスアイコン・右下のショートカットアイコンが同じ円形サイズで統一されているのも、いかにもAppleらしい。

形が変わったから、中身も作り直した。
そういうことだと思います。


折りたたみという構造をただ作るだけでなく、それを生かした新しい体験をちゃんと生み出している。
そこがAppleらしいと思います。

性能が上がった、画面が大きくなった。
そういう優劣の話ではありません。
開くという動作がひとつ増えただけで、これまでできなかったことができるようになる。
閉じれば、片手で使えるサイズに戻る。
形が変わると、体験が変わる。
ここについては、期待していたものがちゃんとありそうです。

中身が変わると、体験は変わるのか

さっきのUIの話は、形が変わったことに伴う中身の変更でした。
では、形とは関係のない中身のほうはどうなのか。
A20 Proチップも気になるポイントです。

iPhone 18 Proと同じ、最新のA20 Pro

9月に発売されたiPhone 18 Pro / Pro Maxと同じチップが、そのまま載ってきます。
最新のものが手に入るのは素直に嬉しいところ。
ただ同時に、折りたたみだから手に入るものではない、ということでもあります。

効いてきそうなのはNeural Engine

Neural Engine(AI処理を専門に担当するチップの一部)がデュアル16コアになり、AI処理の演算能力が2倍になりました。
CPU・GPUも前世代より速くなっていますが、AIを使う立場からすると、注目すべきはやっぱりここです。

もうひとつ、GPUにNeural Acceleratorというものが載っています。
Neural Engineがチップ全体でひとつなのに対して、こちらはGPUのコアそれぞれに入る、AI計算を速くするための回路。
名前は似ていますが別物で、どちらかがどちらかの置き換えというわけでもありません。
この2つの違いについては、Mac向けチップを題材にした「M6・M5 Pro/Max/Ultra|Neural Acceleratorの仕組みでAI性能はどう変わったか」で詳しく書いています。

もっとも、iPhone Duoについて公式が言っているのは「Neural Acceleratorsを搭載した7コアGPU」というところまで。
これで何がどう変わるのかまでは書かれていないので、期待しているぶん、もう少し知りたいところです。

で、それは新しい体験なの?

性能が上がっただけなら、これまでのモデルチェンジと何が違うのか。

AI処理が速くなるのは、今のAIの流れを考えれば素直に嬉しいところ。
ただ気になるのは、iPhoneの中だけでやるAI処理(オンデバイス)が実際どれだけ使われるのか。
Siriはもちろん、ChatGPTやClaudeみたいなアプリ、写真の加工AIなんかで効いてくるんでしょうか。

今のところ、こういうアプリはだいたい処理をクラウド側に投げてます。
チップが速くなった分がそのまま効いてくる、という話ではなさそうなんですよね。
とはいえ、スマホの中で動くAIがこれから出てこないとも限らないわけで。

形とチップでは、体験の届き方が違う

形が変わって生まれる体験は、買った瞬間からもう手に入ります。
開けばそこにある。

A20 Proのほうは、今のところ確かに「性能が上がった」の域を出てません。
でも後から体験に化ける余地が残ってる。
スマホの中で動くAIが当たり前になった時、その性能を持ってたかどうかが効いてくるはずなんですよね。
今は、先物買いに近い状態だと思っています。

新しい形には、新しい戸惑いもある

ここまで期待の話ばかりしてきましたが、気になっていることもあります。
文句というより、手に入れたら真っ先に確かめたいところ、という感じです。

ボタンが右側に集まっている

開いた状態は、ヒンジを挟んで右パネル側の端に音量ボタン・ロックボタン(Touch ID内蔵)・カメラコントロールが集中しています。
閉じた状態も、上部の音量ボタン以外は右側(ロックボタン・カメラコントロール)に集約。
つまり、右手で持った時にボタン操作しやすそうです。

あなたは普段、スマホをどちらの手で操作していますか?
この配置は、その答えによって印象が変わってくると思います。

公式画像を見ると、ボタン周りは画面側ではなく2つ折りの背面側。
スマホを持つと、手のひらは背面に当たります。
指は背面側から回り込んでフレームに触れる形。
つまりこの配置は、自然な指の動きに合っているということ。
操作感は悪くなさそうです。

Face IDからTouch IDになった

やっぱり残念、というのが率直な感想です。
ただ、ボディサイズの制約からは仕方ないとも理解しています。
iPad ProではFace IDが実装できているのに…と思わなくもないですが、バッテリーのスペースなんかも考えると難しいのかも。
内側・外側どちらに付けるか、あるいは両方に付けるかまで考えると、コストや本体スペースの制約で難しかったのだろう、というのが自分なりの解釈です。

iPad AirやiPad miniのTouch IDを実際に使っていると、反応が遅かったり認識してくれなかったりすることがあるんですよね。
指紋認識アルゴリズムはDuoでは違うと思うので、精度がどうなるかは正直「賭け」。
MacBookのTouch ID(認識範囲が広く、指の角度がほぼ固定)と、iPhone/iPadのTouch ID(小さく、持ち方で指の角度が変わる)を比べると、構造的に精度は上がりにくいんじゃないかなと思っています。
とはいえApple Watchでのロック解除に対応しているので、日常使いでの心配はそこまでしていません。
懸念があるとすれば、Apple Watchを外している時間帯(自宅にいる時など)くらいでしょうか。
あとアプリの生体認証くらい。

254gは、持つと気にならないかも

iPhone Duoの重さは254g。
今のiPhoneから持ち替えると、数字だけ見れば確実に重くなります。

ただ、持った時の重さについては、実はそこまで心配していません。
というのも先日Galaxy Z8 Foldを手にする機会がありました。
折りたたみは重量が増える一方で、閉じた状態の縦の長さは短くなるんですよね。
そのぶん持った時の重心が手のひらの中に収まるので、案外そこまで重さを感じませんでした。
iPhone Duoも通常のiPhoneより縦が短く横が広い形なので、同じように感じられるんじゃないかなと思っています。

片手で開け閉めできるか

展開時の画面サイズを見ると、片手で開くこと自体が難しそう。
これは単純に指が届くのか、という点。
閉じた状態なら片手操作は問題なさそうですが、開いた状態は両手(両手で持つ、または片手で持ってもう片方の手で操作する)になりそう。
ここは実際に使って、開閉の頻度・感覚を確認したいところです。

アプリは大画面に対応してくれるか

OSはiPadOSではなくiOSのため、大画面に最適化されていないアプリがまだ多いかもしれません。
ただ、Netflix・Zoom・Slackといった主要どころは、すでに折りたたみのデザインを活かした表示に対応済みとのこと。
自分がよく使うアプリがどうなっているかは触ってみないと分かりませんが、時間が解決してくれる部分も大きそうです。

Apple Pencilは、あとから来る

発売日(10/23)時点では非対応ですが、年内のソフトウェアアップデートで「Apple Pencil(USB-C)」に対応予定です。

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すぐに使えないのは残念だけど、悪いことばかりでもないと思っています。
というのも、アップデートで機能が増えていくということは、これから更に使い勝手が良くなる可能性があるということ。
あわよくばiPadライクなマウス操作も可能になるかもしれない、という期待もあります。
ここへの期待は結構大きいです。

それに、Apple Pencilやサードパーティ製スタイラスをじっくり選ぶ準備期間が取れると考えることも。
すぐ使えるならすぐ使いたくなるのが人情というもの、とりあえず何か買ってしまうので準備する時間ができたと思えばちょうどいいのかもしれません。

Vision Proもアップデートで使い勝手が良くなった前例がありますし、リリース直後は物足りなくても、機能は後から充実していくでしょう。
ハードウェア(チップ性能など)はもう確保されているので、あとはソフトウェア対応次第です。

自分の生活は、どう変わるか

僕は仕事でiPad miniを使い倒してます。
普段はMacBook Proで仕事してますが、iPad miniとキーボード・マウスでカフェで作業をすることも好きです。
出来るだけ荷物はコンパクトに、でも程よい画面サイズで集中できて結構おすすめですよ。

iPhoneではなくiPad miniを使うのはやはり画面サイズだと思います。
もちろんiPhoneでも操作はしますが、どうしてもキーボード入力などを伴う作業の場合はそこそこのサイズは欲しい。
iPhone DuoがあればiPad miniを持ち出さず1台で完結するのでは、と考えています。
普段は外画面で操作、カフェなどでの仕事では開いて大画面で作業。
1台で2つの使い方ができるのが魅力的です。

iPhoneとiPad、デバイスを集約することのメリットはとても大きいと思います。
まず持ち出しデバイスが減る。
荷物が減れば小さいバッグで出かけれるし、他のデバイスを持ち出すことも可能になります。
あと回線契約が1つで済む。
デバイス2台なら2回線必要だが、1台だから1回線。
コストを下げつつ、いざという時は快適に使えるのは大きいですね。

ここでiPhone Duoを手に入れた後の変化をイメージ。

  • エンタメ消費体験の向上
    画面サイズが大きくなり、動画視聴などがグッと快適になりそう。
  • キーボード・マウスを普段から持ち出すようになりそう
    仕事の予定がなくても持ち歩くようになる気がします。
  • あえて2台構成という発想
    iPad mini+iPhone Duoで、擬似デュアルディスプレイとして仕事してみたいです。
    MOFTのダイナミックフォリオやMagSafeスタンドなんかを使ってiPadの上にスマホを配置して縦2画面で作業するのも面白そう。

キーボードとマウスは、どうする

OSはiOSなので、キーボード入力はそのまま使えます。
マウスもAssistiveTouchを有効にすればOK。
AssistiveTouchは本来、身体的な負担を減らすためのアクセシビリティ機能。
でも実は、マウスカーソルを表示させる役割も持ってるんですよね。

ただiPadのような使い心地ではないので、ある程度の割り切りは必要。
Magic Trackpadみたいな操作感は難しそうですが、移動とクリックに割り切ったコンパクトなマウスくらいなら、案外ちょうどいいかも。

Samsung DeXみたいなものが欲しい

GalaxyにはSamsung DeX(外部ディスプレイに接続すると、PCのようなデスクトップ環境になる機能)があります。
iPhone Duoでも同じようなことができたらいいなー、と思っています。
もし使えたら、XREAL One Pro(ARグラス)+キーボード+マウスで手軽に大画面の仕事環境が持ち出せるかと。
このXREAL One Proについては「XREAL One Pro|エンタメだけじゃない、”仕事でも使える”空間ディスプレイの実力」でレビューしています。

実はAppleでも似たようなことができる仕組みはあるんですよね。
Mチップを搭載したiPadなら、外部ディスプレイにキーボードとマウスを繋いでPCのように使えます。

ただ、これには前提があります。
まずステージマネージャが使えること。
でもステージマネージャはiPadOSの機能で、iPhone DuoのOSはiOS。
iPhone Duoは、その前提の段階から外れています。

さっき書いたマウスの話もそうですが、iOSはアクセシビリティを有効にしないとポインタすら出ません。
アクセシビリティはあくまで補助・支援機能。
メインの機能ではないのです。
ステージマネージャが欲しいと言う前に、まずはマウス対応からだよなと思います。
せっかく7.6インチの大画面になるんだから。

でも、Apple Pencilの対応が後から来るのと同じで、こうした機能もアップデートで増えるかもしれません。
そこは期待したいところです。
お願いします、Appleさん!

2台のままのほうが良い場面もある

一方、iPadを手放せるかというとそれも難しい。
仕事でMacBook Proを使っているので、外出先でiPadをディスプレイとして使うこともあります。
画面が大きくなるiPhone DuoでiPadと全く同じことができるかと言われれば、おそらく難しいと思います。

なぜならiPadOSではなくiOSだから。
Macのディスプレイとして使えるSidecarはiPadでしか使えないんです。
客先での説明なんかでサブディスプレイとして重宝するんですよ、Sidecar使えると。
他にもマウスへの対応がiPadレベルではないなら、もしかしたら使いにくいかもしれません。
ちなみにキーボードはiPhoneでも対応しているから大丈夫だと思います。

あと別端末だから使いやすいこともあるでしょう。
iPadで処理中にiPhoneを使うなど同時に使うことができなくなるし、1つのバッテリーを使い倒すことになるので消耗も劣化も早くなるかも。
iPhone・iPad2台あればiPadを使っている間にiPhoneを充電するなども可能だからバッテリー管理もしやすい。
あとお子さんがYouTube見たい時にiPadを渡せますけど、まとめていたらお子さんに渡したら自身はiPhone使えなくなることに。
これはデバイス集約のデメリットだと思います。

それでもiPad miniは手放さない

やっぱりiPad miniが好きだから、というのが一番の理由です。
機能が重複しても役立つシーンはあるし、依然としてiPadでないと難しい局面もあると思っています。
さっき書いたSidecarもそうですし、2つのデバイスだからこその便利さも確実に存在するので。
何より小さなボディに性能が詰め込まれてるのが好み。
iPhone Duoに惹かれているのも同じ理由ですね。

なので僕の場合、iPhone Duoを手に入れても完全な1台集約にはなりません。
iPad miniを持ち出す機会が減る、というくらいの変化になりそうです。
それでも荷物が軽くなるのは間違いないので、そこは素直に楽しみにしています。


複数デバイスを使い分けている人は、その組み合わせが1台に集約できそうか、一度考えてみてほしいです。
集約して失うものまで含めて考えると、意外と見え方が変わるかもしれません。

持ち物も、見直しになる

本体が変われば、まわりのアクセサリも一度見直すことになります。
調べてみたら、思っていたより影響が大きそうでした。

MagSafeアクセサリは、そのまま使える?

MagSafeは、マグネットで背面にペタッとくっつけるアクセサリーの規格のこと。
ウォレットやスタンド、充電器やモバイルバッテリーなどがこれで装着できます。
iPhone Duo自体はMagSafe対応なので、もちろんそれらは使えます。

ただ閉じた状態だと縦が117.8mm、iPhone 16より30mmほど短い。
くっつく位置は本体真ん中のリンゴマークあたりなので、そこから端までの余白も詰まります。
ウォレットやカードサイズのスタンドのような縦長のものはこれまでのiPhoneサイズを基準にしていますので、端がはみ出しそう。
うーん、はみ出した状態はあまりかっこよくないですね…。

重さもあります。
普段使っているMOFTのスマホスタンドは磁力がそこまで強くないので、254gを支えきれるかちょっと不安。
落ちないか、という心配ですね。

それとは別に、重心の問題も。
開けば形も重さのかかり方も変わるので、そもそも安定して立つのかどうか。
MagSafeスタンドで立たせた時の重心変更、どうなるんでしょうね。

どれも、まずはいま持ってるもので確認してみるつもり。
それで難しそうなら新たに探す、という順番で考えています。

最初に用意するのはこの3点

最低限必要になるのは外側ディスプレイ用のガラスフィルム・ケース・MagSafeリングの3つかな、と。
リングは既に持っているのでとりあえずそのまま使い、新規に用意するのはガラスフィルムとケースのみで済むかもしれません。

どれも保護目的、最低限必要になるのはこれくらいかなーと。
Apple純正のiPhone Duoフォリオもなんとなく面白そう。

▲出典:Apple Newsroomより

ケースはいろんな種類がありますし、いくつか試すことになりそうです。

ケースはPITAKAを使いたい

僕はiPhone 16でPITAKAのケースを使っています。
ケブラー(アラミド繊維)で編まれていて、軽くて頑丈なのが特徴。
ケース自体が薄いので、手に持った時にケースなしの感覚になるのがお気に入りです。

iPhone Duoは少し重いこともあり、できるだけ取り回しやすい(軽量・薄型の)ケースを使いたいところ。
そんなPITAKAはすでに、iPhone Duo対応のケースをすでに発売しています。
無事にゲットできたら注文しないと!

リングが右に来ると、持ち方が変わる

片手持ちすることを考えると、リング装着は前提です。
さすがに高額なデバイス、落としたら怖いので、使わないという選択肢はありません。

閉じた状態でのMagSafeの位置は背面中央(Appleロゴ付近)、開いた状態では右パネル側に来ると推測。
両手操作(左手で持って右手で操作するスタイル)を考えると、リングが右パネル側にあることの使いやすさは実機での確認が必要そうです。
端まで指を持っていくと背面を左手で支える形になり、その状態だと右手で箸のような細かい動作がしづらくなりそうです。
横向き(Split View等、2つのアプリを並べて表示する機能)にした際も、リングが右側に寄っているため左手を背面右側に潜り込ませることになります。
すると、画面のフチに指を引っ掛けて支える持ち方が難しくなるかもしれません。
リングだけに頼らず、本体のフチにも指をかけておきたいというのが本音です。

対策として、上下逆に持てばリングが左側に来るのでは、なんてことも考えました。
ただそうすると、開く→上下逆に持ち替えるという手順が必要になり、本のようにスムーズに開閉できなくなります。
その運用自体があまりスマートではない気がする、という違和感もあります。
ここも、実際に使ってみないと分からない部分。
リングもスタンドと同じで、まずは手持ちのものを着けて確かめてから考えます。

仕事用の周辺機器は、手持ちでいける

iPad miniと同じように仕事で使いたいので、キーボードとマウスも考える必要があります。

キーボードは、今iPadで使っているMOBO Keyboard 2をそのまま。
三つ折りで畳めるタイプなので、荷物が増えないのが助かります。

マウスはロジクールのPOP MouseとPebble Mouse 2を持っているのでまずはこれで試してみようかと。
この2つについては「POP MouseとPebble Mouse|決め手は疲れにくさか携帯性か」で比較しています。
iPadとはまた違う機能や操作感でしょうし、どの程度使えるかは動かしてみてからですね。

Apple Pencilだけは、買い足しになる

大事なものを忘れてました、Apple Pencil。
年内のアップデートで対応予定なので、それに合わせて使えるようにしておきたいところ。
純正にするか、サードパーティ製にするか。
そこはまだ決めていません。

ちなみにiPad miniではApple Pencil Proを使っています。
でもiPhone Duoが対応するのはApple Pencil(USB-C)。
そのまま使い回すことはできないので、これは新しく買うしかないですね。


形が変わったことで、これまで当たり前に使えていた持ち物の多くが、一度見直し対象になる。
とはいえ、全部を買い直すつもりはありません。
まずは手持ちで試して、どうしても難しいものだけ新しく探す。
それくらいの構えでいます。

おわりに|あとは、争奪戦に勝つだけ

iPadが登場した時のような新しい体験価値への期待。
それが、今回iPhone Duoに感じているものです。

僕は買います。

ハードルになるとしたら、それは価格ではありません。
いや、価格が問題にならないわけじゃないですけど、それ以上に予約争奪戦でゲットできるかが問題。
とりあえず予約開始(10月16日午後9時)当日は、複数デバイスで予約ページにアクセスして挑みます!
この製品のリアルな関門は「買うかどうか」ではなく、「買えるかどうか」だと思っています。

iPhone Duoの登場によりこれまで以上に折りたたみスマホが一般的になっていくと思います。
形が変わるこのiPhoneの登場で、あなたの生活は変わりそうですか。

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